管理栄養士の過去問
第33回
臨床栄養学 問115

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問115 (訂正依頼・報告はこちら)

臨床栄養の用語とその内容の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • ターミナルケア ――――――――― 障害者と健常者の共存
  • クリニカルパス ――――――――― 医療の標準化
  • アドヒアランス ――――――――― 痛みを抑える治療
  • インフォームド・コンセント ――― 重症度の判定
  • ノーマリゼーション ――――――― 情報開示に対する患者の権利

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:2

 1:「ターミナルケア」は終末期医療のことです。
  障害者と健常者の共存は「ノーマリゼーション」です。

◎2:「クリニカルパス」は医療の標準化のことですので、正しい選択肢です。

 3:「アドヒアランス」は患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に沿った治療を受けることです。
  痛みを抑える治療は「緩和ケア」です。

 4:「インフォームド・コンセント 」は、治療法などについて、医師から十分な説明を受けた上で患者が正しく理解・納得し、同意することです。

 5:「ノーマリゼーション 」は障害者と健常者の共存のことです。
  情報開示に対する患者の権利はリスボン宣言に示されています。

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02

正解は【2】です。

◆ターミナルケア:終末期医療のことです。
疾病による苦痛をできる限り減らし、QOLの向上を目的とします。

◆クリニカルパス:医療を標準化することです。
治療の経過や今後の治療内容などを記載することで、医療を標準化するために用いられています。

◆アドヒアランス:患者の積極的参加のことです。
患者自身が治療の内容や、服薬などの決定に関して意思を持って積極的に参加することを指します。

◆インフォームド・コンセント:患者へと説明と同意のことです。

◆ノーマリゼーション:障害者と健常者の共存のことです。
障害者と健常者が同じように生活できる社会を作っていこうという方針・考え方のことを指します。


1 . ターミナルケア ――――――――― 障害者と健常者の共存
×障害者と健常者の共存は、「ノーマリゼーション」です。

2 . クリニカルパス ――――――――― 医療の標準化


3 . アドヒアランス ――――――――― 痛みを抑える治療
×痛みを抑える治療は「ターミナルケア」です。

4 . インフォームド・コンセント ――― 重症度の判定
×重症度を判定し、治療の優先順位を決めることは「トリアージ」です。

5 . ノーマリゼーション ――――――― 情報開示に対する患者の権利
×情報開示に対する患者の権利は、「リスボン宣言」で採択されたものです。

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03

1.ノーマリゼーションの説明であり×です。

2 . クリニカルパス の説明であり〇です。

3 . ターミナルケアの説明であり×です。

4 . トリアージの説明であり×です。

5.リズボン宣言で採択されたものであり、ノーマライゼーションとは関係がないため×です。

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