管理栄養士の過去問
第33回
臨床栄養学 問140

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問140 (訂正依頼・報告はこちら)

重症嚥下障害患者の直接訓練に用いる嚥下訓練食品である。
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • お茶をゼリー状に固めたもの
  • 牛乳にとろみをつけたもの
  • ヨーグルト
  • りんごをすりおろしたもの

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【1】です。

重症嚥下障害患者の嚥下訓練のため、「嚥下訓練食品0t」から始める必要があります。
嚥下訓練食品0tは、とろみを付けたたんぱく質含量が少ないものと分類されます。

1 . お茶をゼリー状に固めたもの
○嚥下訓練食品0t

2 . 牛乳にとろみをつけたもの
×嚥下調整食品1j

3 . ヨーグルト
×嚥下調整食品2-1

4 . りんごをすりおろしたもの
×嚥下調整食品2-2

<参考:日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食分類2013」>

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02

「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」の嚥下訓練食品「0j」が、症例の患者には適しています。

選択肢の分類は以下の通りです。

お茶をゼリー状に固めたもの→0t
牛乳にとろみをつけたもの→1j
ヨーグルト→2-1
りんごをすりおろしたもの→2-2

よって、正解は1です。

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03

正解:1

「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」では、嚥下訓練食品として、「0j」と「0t」があります。

jはゼリー状、tはとろみ状の略で、患者の症状に応じてどちらから開始するかを選択できるよう設定されています。
また、どちらも、誤嚥した際の感染などを考慮して、たんぱく質含有量が少ないものが適しています。

出題の選択肢の中では、「1:お茶をゼリー状に固めたもの」が0jにあてはまり、重症嚥下障害患者の直接訓練に用いる嚥下訓練食品として適しています。

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