管理栄養士の過去問
第33回
応用力問題 問198

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問198 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み、問いに答えよ。

K県の健康増進課の管理栄養士である。K県の健康増進計画を検討している。K県の健康課題は、脳血管疾患であり、死亡率は全国平均より高い。食生活の特徴では、野菜摂取量、果物摂取量(中央値)はそれぞれ5SV/日と1SV/日である。これまで、野菜摂取量の目標は5SV/日、果物摂取量の目標は2SV/日と設定してきている。また、食塩摂取量(平均値)は11g/日である。

野菜や果物の摂取に関する推奨を施策化する上で、考慮しなければならない事項である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
  • 野菜の調理法
  • 食事中の野菜摂取のタイミング
  • 野菜の種類
  • 1日の中での果物摂取のタイミング

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は1です。

K県の健康課題は、脳血管疾患であり食塩摂取量(平均値)は11g/日と高めです。

これらのことから、野菜を摂取するにしてもカリウムの流出を防ぐ調理法や塩分少なめの料理を提案するなど考慮する必要があります。

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02

最も適切なのは【1】です。

野菜の調理法によっては、栄養素の損失や、吸収量低下につながる可能性があります。
正しい知識を持たずに摂取するだけでは効果が半減してしまいますので、調理法を指導し、効率的な栄養素の摂取を促す必要があります。

参考になった数3

03

正解は1です。

脳血管疾患の一番の危険因子は高血圧となっています。文章中では「食塩摂取量(平均値)は11g/日である」と挙げあれており、食塩の摂取量が多いので高血圧予防が必要です。
高血圧の予防としては、カリウムを摂取することがあげられます。カリウムを効率よく摂取するためにも、正しい野菜の調理法を知ってもらうことが大切です。

参考になった数1

04

正解は【1】です。

野菜は調理方法によって、脳血管疾患の予防に繋がる栄養素の流失が大きくなったり、吸収率が下がってしまうことがあるため、摂取量を増やすだけでなく効果的な調理方法についても考慮する必要があります。

参考になった数1