管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問2

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問題

第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

わが国の人口指標のうち、最近減少しているものである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 合計特殊出生率
  • 65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合
  • 従属人口指数
  • 粗死亡率(全死因)
  • 年齢調整死亡率(全死因)

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 「年齢調整死亡率(全死因)」です。

選択肢1. 合計特殊出生率

合計特殊出生率は平成19年に1.26と最低になりました。

その後は増加傾向がみられ平成27年に1.45まで回復しています。

平成30年時点では1.42でしたが、大きな減少はみられません。

選択肢2. 65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合

65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合は増加しています。

総人口に占める高齢者人口の割合についても上昇が続いています。

選択肢3. 従属人口指数

従属人口指数とは、生産年齢人口(15~64歳)が、

年少人口(15歳未満)と老年人口(65歳以上)を

どれだけ扶養負担しているかを示します。

老年人口の増加と生産年齢人口の減少によって、

従属人口指数は増加しています。

選択肢4. 粗死亡率(全死因)

粗死亡率(全死因)について昭和60年代以降は上昇傾向です。

これは、高齢化の影響によるものです。

選択肢5. 年齢調整死亡率(全死因)

年齢調整死亡率(全死因)は、昭和22年以降は減少傾向を示しています。

近年は男女共に緩やかに低下しており、平成17年時点では

男性593.2、女性298.6となっています。

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02

正答は(年齢調整死亡率(全死因))です。

選択肢1. 合計特殊出生率

(誤)
合計特殊出生率は、平成17年まで低下傾向でありましたが、最近は増加傾向を示しています。

選択肢2. 65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合

(誤)
65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合は、増加傾向を示しています。

選択肢3. 従属人口指数

(誤)
従属人口指数は、生産年齢人口に対する老年人口の増加により、増加傾向を示しています。

選択肢4. 粗死亡率(全死因)

(誤)
粗死亡率(全死因)は、昭和60年代までは、減少傾向でありましたが、その後は増加傾向を示しています。

選択肢5. 年齢調整死亡率(全死因)

(正)
年齢調整死亡率(全死因)は、昭和22年以降、減少傾向を示しています。

参考になった数11

03

わが国の人口指標に関する問題です。

選択肢1. 合計特殊出生率

×
合計特殊出生率は、昭和45年の2.13から平成17年の1.26まで低下傾向を推移した後、上昇傾向に転じ、平成30年には1.42となり回復傾向がみられています。

選択肢2. 65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合

×
65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合は、増加傾向にあります。

選択肢3. 従属人口指数

×
年少人口と老年人口を合わせた従属人口は、老年人口の増加にともない増加傾向にあります。そのため、従属人口指数も増加傾向にあります。

選択肢4. 粗死亡率(全死因)

×
粗死亡率は、観察対象集団を性別や年齢別などのカテゴリー分けをせずに、当該集団の全人口で全死亡数を割ったものです。
粗死亡率は、平成20年から平成30年で9.1から11.0へと増加しています。

選択肢5. 年齢調整死亡率(全死因)


年齢調整死亡率は、平成20年から平成30年で、男性では5.6から4.6へ、女性では2.8から2.5へと、いずれも減少傾向にあります。

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