管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問22
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
恒常性(ホメオスタシス)に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 感覚神経は、自律神経である。
- 生体にストレスが加わると、副交感神経が優位に活性化される。
- ヒトの概日リズム(サーカディアンリズム)は、約12時間である。
- 体温調節の中枢は、視床下部にある。
- 代謝性アシドーシスが生じると、呼吸が抑制される。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:誤
ヒトの神経には「中枢神経」「末梢神経」があり、末梢神経はさらに
「体性神経」「自律神経」に分けられます。
体性神経には感覚神経と運動神経があり、
感覚神経は中枢に向けて情報を送るため求心性があります。
それに対して運動神経は末端に向けて情報を送ります。
自律神経は交感神経と副交感神経があり、無意識に働いているため
自分でコントロールできないのが特徴です。
2:誤
生体にストレスが加わると、交感神経が優位に活性化されます。
緊張状態の時には交感神経が活発にはたらき、
リラックスした状態では副交感神経がはたらきます。
3:誤
ヒトの概日リズム(サーカディアンリズム)は約24時間です。
概日リズムを調節するホルモンはメラトニンで、
間脳の松果体から分泌されます。
4:正
体温調節の中枢は視床下部です。
間脳の視床下部は自律神経系の中枢となっています。
体温、抗利尿ホルモン、血圧などを調節しています。
5:誤
血液の酸塩基平衡を酸性に傾けようとする状態をアシドーシス、
塩基性側に傾けようとする状態をアルカローシスといいます。
代謝性アシドーシスが生じると呼吸が促進され、
糖尿病や腎不全、下痢などの時にみられます。
呼吸性アシドーシスを生じると呼吸は抑制され、
COPD、Pickwick症候群などでみられます。
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02
1.(誤)
感覚神経は、体性神経です。
2.(誤)
生体にストレスが加わると、交感神経が優位に活性化されます。
3.(誤)
ヒトの概日リズム(サーカディアンリズム)は、約24時間であると言われています。
4.(正)
体温調節の中枢は、視床下部にあります。
5.(誤)
代謝性アシドーシスが生じると、呼吸が促進されます。
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03
感覚神経は、体性神経です。
2:×
生体にストレスが加わると、交感神経が優位に活性化されます。
副交感神経が優位になるのは安静時です。
3:×
ヒトの概日リズム(サーカディアンリズム)は、約24時間です。
概日リズムは太陽光により一日の明暗周期にリセットされます。
4:〇
体温調節の中枢は、視床下部にあります。
5:×
代謝性アシドーシスが生じると、中枢性化学受容器がpHの低下やCO2の増加に反応するため呼吸が促進されます。
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