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管理栄養士の過去問 第34回 午前の部 問63

問題

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食品の容器・包装に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
ガラスは、プラスチックに比べて化学的安定性が低い。
   2 .
生分解プラスチックは、微生物によって分解されない。
   3 .
ラミネート包材は、単一の素材から作られる。
   4 .
無菌充填包装では、包装後の加熱殺菌は不要である。
   5 .
真空包装は、嫌気性微生物の生育を阻止する。
( 第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問63 )
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この過去問の解説 (3件)

9
正解は 4 です

1:誤
プラスチックはガラスに比べて化学的安定性が低いです。
プラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、
ポリカーボネート(PC)などの種類が容器包装に使用されています。

2:誤
生分解プラスチックは微生物によって二酸化炭素と水に分解されます。

3:誤
ラミネート包材はいくつかの種類の素材フィルムを組み合わせることにより
強い特性を作り出すことができます。

4:正
無菌充填包装は加熱などによって無菌状態にした食品または包装材料を使用し
無菌環境で包装します。
包装後の加熱殺菌をしないため、風味を損なうことなく品質を保持できます。

5:誤
真空包装によって好気性微生物の生育を阻止することができます。

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3
正答は(4)

1.(誤)
ガラスは、プラスチックに比べて化学的安定性が高いです。

2.(誤)
生分解プラスチックは、微生物によって分解されます。

3.(誤)
ラミネート(積層)包材は、その名称が示す通り複数の素材から作られています。

4.(正)
無菌充填包装では、包装後の加熱殺菌は必要ありません。

5.(誤)
真空包装では、嫌気性微生物(生育に酸素を必要としない微生物)の生育を阻止する事は出来ません。

2
1.化学的安定性とは、化学反応の起こしやすさを表しています。ガラスはSiO2を主成分としているため、酸や有機溶媒などと反応せず、熱にも強いです。一方プラスチックは種類により特徴はあるものの、一般的に化学薬品や熱に反応して変化します。よってプラスチックの方が化学的安定性が低いと言えます。


2.生分解プラスチックとは、使用するときには従来のプラスチックと同様の性状と機能を持ち、使用後は自然界に微生物の働きで最終的に二酸化炭素と水にまで完全に分解されるプラスチックと定義されています。


3.ラミネート包材は異なる性質のフィルムを複数張り合わせて作る包材のことです。張り合わせるフィルムの種類をかえることで、より包む食品に合った包装ができます。


4.正解です。無菌充填包装とは、濾過や洗浄、超高温殺菌などによりあらかじめ無菌状態にした食品を無菌の環境で包装したものです。レトルト食品などとは違い、包装後に加熱処理を必要としないため、食品本来の品質を維持することができます。


5.嫌気性微生物とは、増殖に酸素を必要としない生物を指します。よって空気を抜いて真空状態にしても、嫌気性微生物の生育に影響はありません。真空包装により、好気性微生物の生育を阻止することができます。

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