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管理栄養士の過去問 第34回 午前の部 問68

問題

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食欲と日内リズムに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
食経験は、食欲の形成に影響しない。
   2 .
血中遊離脂肪酸濃度の上昇は、食欲を抑制する。
   3 .
レプチンは、摂食を促進する。
   4 .
食事のサイクルは、日内リズムに影響しない。
   5 .
視床下部の視交叉上核は、日内リズムを調節する。
( 第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問68 )
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この過去問の解説 (3件)

11
1.食欲は体内の調整機構により引き起こされるものと、外的な刺激や過去の経験により引き起こされるものがあります。例えば、パンの焼けるいい香りを感じるとお腹がすく、というような場合が食経験によって引き起こされる食欲になります。


2.血中の遊離脂肪酸は、血糖値が下がり体内に蓄えられている脂肪が分解されることによって上昇します。この遊離脂肪酸の上昇が摂食中枢に作用し食欲を促進します。


3.レプチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモンです。食べ物を食べると、レプチンが分泌され視床下部を刺激し、満腹中枢に作用します。よって、レプチンは食欲を抑制する働きがあります。


4.日内リズムは昼夜による明暗リズムが重要ですが、食事のリズムも影響します。特に朝食が重要で、朝に一定量の炭水化物を摂取することが体内時計の同調化に大切だとされています。


5.正解です。日内リズムを司る時計中枢は、視床下部の視交叉上核にあります。眼から入った明暗の情報が視神経を介して視交叉上核に伝えられ、その情報を元に松果体からメラトニンが分泌されます。このメラトニンが日内リズムを調整します。

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3
正答は(5)

1.(誤)
食経験は、食欲の形成に多くの部分で関与する事とされています。

2.(誤)
血中遊離脂肪酸濃度の上昇(中性脂肪がエネルギー源として使用された結果)によって、空腹を感じ、食欲を促進します。

3.(誤)
レプチンは、摂食を抑制します。
レプチンは、血糖上昇によって脂肪細胞から分泌されます。
このレプチンが、満腹中枢刺激する事によって、摂食を抑制します。

4.(誤)
食事のサイクルは、日内リズムに大きく影響を与えています。
日内リズムには、「光」と「食事」が大きく関与しています。

5.(正)
視床下部の視交叉上核は、日内リズムを調節します。
視交叉上核のリズムは、主に光によって環境のリズムと同調させています。

3
正解は 5 です

1:誤
食欲は、出生以後の食経験によって形成される感覚です。

2:誤
食後数時間で血糖値が下がると、脂肪を分解することによりエネルギーを
得ようとします。この時に分解されてできるのが遊離脂肪酸です。
遊離脂肪酸の濃度が上昇すると空腹を感じるようになります。

3:誤
レプチンは脂肪細胞から分泌される食欲抑制ホルモンです。
食欲を増進させるホルモンはグレリンで、胃から分泌されます。

4:誤
日内リズムは約24時間の周期があり、摂食や睡眠と深く関係しています。

5:正
日内リズムは視床下部の視交叉上核が調節しています。
光の信号が視交叉上核を経て松果体に伝達され、メラトニンが分泌されます。
メラトニンはトリプトファンからセロトニンを経て合成されるホルモンで、
光の明暗で分泌が調整されます。

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