管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問94
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問94 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢期の生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 細胞内液量に対する細胞外液量の比は、高くなる。
- 肺活量は、増加する。
- 免疫機能は、亢進する。
- 筋たんぱく質代謝は、亢進する。
- 胃酸分泌量は、増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.心肺機能は加齢により最大機能が徐々に低下します。肺活量は20歳前後をピークに加齢とともに低下していきます。
3.免疫に関わる細胞を血液中に放出する骨髄や胸腺は、加齢により委縮や機能低下を起こします。よって、免疫機能は高齢期で低下します。
4.高齢期では骨格筋の細胞数自体が減少するため、筋たんぱく質代謝は抑制されます。
5.胃は加齢によって粘膜が萎縮するため、胃酸分泌量は低下します。
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02
1.(正)
高齢期において、細胞内液量に対する細胞外液量の比は、高くなるといわれています。
加齢に伴い、細胞内液量が減少する(細胞外液量は変化しない)為であるといわれています。
2.(誤)
高齢期において、肺活量は、低下するといわれています。
3.(誤)
高齢期において、免疫機能は、低下するといわれています。
加齢に伴い、骨髄や胸腺が委縮、低下する為であるといわれています。
4.(誤)
高齢期において、筋たんぱく質代謝は、亢進しないといわれています。
5.(誤)
高齢期において、胃酸分泌量は、低下するといわれています。
加齢に伴い、胃粘膜の萎縮が起こる為であるといわれています。
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03
1:正
高齢期の体水分量の減少は、細胞外液に変化は無く
主に細胞内液の減少によって起こります。
体脂肪の割合は増加し、除脂肪は減少します。
2:誤
肺活量は加齢によって低下します。
3:誤
加齢に伴い実質細胞の数が減少し、各組織の重量は低下します。
特に脾臓と胸腺の重量減少が顕著です。
生命維持に関わる心臓や肺、脳の重量減少は穏やかであることがわかっています。
4:誤
高齢期では筋たんぱく質代謝は低下します。
5:誤
高齢期では胃酸の分泌量は低下します。
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