管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問96
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
健康づくりのための身体活動基準2013に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 対象者に、65歳以上は含まれない。
- 対象者に、血圧が保健指導レベルの者は含まれない。
- 推奨する身体活動の具体的な量は、示されていない。
- かなりきついと感じる強度の運動が、推奨されている。
- 身体活動の増加で、認知症のリスクは低下する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.(誤)
対象者に、65歳以上の方も含まれています。
2.(誤)
対象者に、血糖・血圧・脂質のいずれかが保健指導レベルの者も含まれています。
3.(誤)
推奨する身体活動の具体的な量は、メッツで示されています。
4.(誤)
かなりきついと感じる強度の運動が、推奨されてはいません。
示されているものとしては、3メッツ以上の強度の身体活動(歩行又はそれと同等以上の身体活動)・運動(息が弾み汗をかく程度の運動)です。
5.(正)
身体活動の増加でリスクを低減できるものとして、従来の糖尿病・循環器疾患等に加え、がんやロコモティブシンドローム・認知症が含まれることを明確化しています。
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02
1:誤
65歳以上の身体活動(生活活動・運動)の基準として、強度を問わず、
身体活動を10メッツ・時/週行うとされています。
横になったままや座ったままにならなければどんな動きでもよいので、
身体活動を40分行うと記されています。
2:誤
糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病患者も対象に含まれます。
3:誤
推奨する具体的な身体活動の量はメッツで示されています。
4:誤
18~64歳では、3メッツ以上の強度の運動を毎週60分(4メッツ・時/週)
行うことが推奨されています。
また、65歳以上や18歳未満を含めて、30分以上・週2日以上の運動習慣を
もつようにすることが推奨されています。
5:正
身体活動の増加でリスクを低減できるものとして、糖尿病や循環器疾患、
がん、ロコモティブシンドローム、認知症が挙げられています。
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03
2.血圧以外にも血糖や脂質のいずれかが保健指導レベルの人についても、対象者に含まれています。
3.推奨する身体活動の具体的な量を、メッツで示しています。
4.健康づくりのための身体活動基準2013では、身体活動を生活活動と運動に分け、それぞれについて強度と量を示しています。このうち運動については、3メッツ以上の強度の運動が推奨されており、これは息が弾み汗をかく程度の運動を表しています。
5.正解です。身体活動の増加でリスクを低減できるものとして認知症が挙げられます。その他にがんやロコモティブシンドロームについてもリスクが低減できるとして明確化されています。
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