管理栄養士 過去問
第34回
問108 (午後の部 問108)
問題文
交替制勤務があり、生活習慣変容が困難だと感じている者が多い職場において、メタボリックシンドローム改善教室を行うことになった。学習者のモチベーションが高まる学習形態である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士国家試験 第34回 問108(午後の部 問108) (訂正依頼・報告はこちら)
交替制勤務があり、生活習慣変容が困難だと感じている者が多い職場において、メタボリックシンドローム改善教室を行うことになった。学習者のモチベーションが高まる学習形態である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 産業医が、食生活、身体活動、禁煙の講義をする。
- 管理栄養士が、夜勤明けの食事について、料理カードを使って講義する。
- 健診結果が改善した社員から、体験を聞き、話し合う。
- 小グループに分かれて、食生活の改善方法を学習する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ピアエデュケーションとは同世代の仲間(ピア)による教育を行う方法です。同世代の仲間による教育であることから、学習者は親しみを感じ、実際の生活に役立つ内容であったと感じることが多いといわれています。ピアエデュケーションは自己効力感と自尊感情に焦点を当て、講義や学習型よりも主体的な行動変容を支えるために有効です。
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02
講義は多数の学習者に一斉に指導するため、一方的な指導になりがちであり、学習者のモチベーションが高まる学習形態には当てはまりません。
2:×
講義は多数の学習者に一斉に指導するため、一方的な指導になりがちであり、学習者のモチベーションが高まる学習形態には当てはまりません。
3:〇
仲間(ピア)同士で体験を聞いたり、話し合ったりすることで価値観を共有でき、主体的な学習となり、行動変容を促すことができます。このような方法をピア・エデュケーションといいます。
4:×
食生活の改善方法を学習をするだけでは、学習者のモチベーションは上がらないため、不正解となります。
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03
2.管理栄養士が講義をする方法
4.小グループに分かれて、各々学習する方法
など、これらはすべて一方的に聞いているだけのものや、学習しているだけといったものであるため、モチベーションが上がるかどうかといった視点でみれば、正しいとは言えません。
対して、
3番は、交替制勤務があり生活習慣を変えることが困難な状況であっても、健診結果を改善することができたという社員からの話を聞くため、「それなら自分にもできるかも」といった気持ちを起こすことができると考えられ、つまりモチベーションアップにつながると考えられます。
よって正しい答えは3番です。
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