管理栄養士の過去問
第34回
午後の部 問149
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問149 (訂正依頼・報告はこちら)
公衆栄養マネジメントに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 公衆栄養活動は、PDCAサイクルに従って進める。
- 活動計画の策定段階では、住民参加を求めない。
- アセスメントでは、既存資料の有効活用を図る。
- 目標値は、改善可能性を考慮して設定する。
- 評価では、投入した資源に対する効果を検討する。
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この過去問の解説 (3件)
01
Plan(プラン、計画)・Do(ドゥー、実行)・Check(チェック、評価)・Action(アクション、改善)を繰り返し行うことにより、進めていきます。
正しい文章です。
2.公衆栄養マネジメントにおいて、活動計画を策定、考えていく段階から、地域住民に参加するよう求めます。
よって、これが誤った文章です。
3.アセスメントでは、既存資料を有効活用し、最終的にQOLの向上を目指します。
正しい文章です。
4.目標値は、改善できる可能性があるかどうかをよく考えたうえで、設定する必要があります。
正しい文章です。
5.評価では、その公衆栄養活動を行ううえで、実際にかかった費用なども考える必要があり、その費用に見合った効果が得られたかどうかも検討します。
正しい文章です。
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02
公衆栄養マネジメントでは、地域診断から計画(Plan)、実施(Do)、評価(Check)、改善(Act)までを行います。
2:×
公衆栄養マネジメントでは、その地域の特性や住民の健康・栄養状態などを把握しアセスメントする必要があるため、活動計画の策定段階から、住民参加が必要となります。
3:〇
その地域の特性や住民の健康・栄養状態などを把握するためには、費用・時間・労力がかかるため、既存資料の有効活用が必要になります。
4:〇
目標値は、改善可能性を考慮して設定します。改善の可能性がない目標値を設定しても目標は達成できません。
5:〇
評価(Check)では、投入した資源に対する効果を検討します。
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03
1.○
公衆栄養マネジメントとは、アセスメントをおこなった上で、計画(plan)→実施(do)→評価(check)→改善(act)のPDCAマネジメントサイクルに従った地域公衆栄養活動を通じて、対象集団の適切な健康・栄養管理を行うことです。
2.×
地域における健康問題を解決するためには、地域住民自らが自主的に組織を形成し、計画、実施、評価していくコミュニティ・オーガニゼーションが望ましいです。
3.○
地域特性を把握するためには、既存の資料を有効活用します。必要な場合は、調査もおこないます。
4.○
アセスメントにより収集した情報を分析、評価し、対象集団の健康・栄養課題を明確にします。その中で、重要度と改善可能性を総合的に考慮し、優先順位を決定します。
5.○
公衆栄養プログラムの効果などを経費の面から評価する経済評価があります。経済評価には、費用効果分析と費用便益分析があります。
費用効果分析は、プログラム実施に要した全費用を算定し、ある1単位の効果を得るために必要な費用を比較検討します。費用便益分析は、プログラムの実施に要した費用とプログラムの効果として獲得する最終的な利益から、費用の効率性を評価します。
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