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管理栄養士の過去問 第34回 午後の部 問182

問題

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K総合病院に勤務する管理栄養士である。外来患者の栄養食事指導を行っている。
 患者は、70歳、男性。歩行時の呼吸困難感を主訴に来院した。精査の結果、中等度に進行したCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断された。食欲が低下し、この半年間で5 kgやせた。20歳から現在まで、40本/日の喫煙歴がある。
 身長160 cm、標準体重56.3 kg、体重44 kg。空腹時血液検査値は、アルブミン3.7 g/dL、尿素窒素16 mg/dL、クレアチニン0.5 mg/dL。基礎代謝量1,050 kcal/日、間接熱量計を用いて測定した安静時エネルギー消費量1,400 kcal/日。
食事摂取不良が続き、1か月後にやせが進行していたため、経腸栄養剤を補充することにした。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
標準タイプの半消化態栄養剤
   2 .
低脂質の半消化態栄養剤
   3 .
高脂質の半消化態栄養剤
   4 .
低たんぱく質の半消化態栄養剤
( 第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問182 )
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この過去問の解説 (3件)

6
正解は 3 です

1:誤
半消化態栄養剤は病態別に様々な種類があります。
COPDでは標準タイプの半消化態栄養剤は使用しません。

2:誤
COPDはエネルギー消費が大きいため、
低脂質の半消化態栄養剤は使用しないので不適切です。

3:正
COPDは喫煙が危険因子となる疾患で、男性に多い傾向があります。
呼吸障害によるエネルギー消費の亢進で痩せが進行し、
一秒率の低下や動脈血酸素分圧の低下、二酸化炭素分圧の上昇、
呼吸商の上昇がみられます。
COPD では高脂質の栄養剤を用いて摂取エネルギー量を増加します。

4:誤
低たんぱく質の半消化態栄養剤は、主に腎疾患患者に用います。

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5
正答は(3)

COPD患者は、体内に二酸化炭素が蓄積しやすく、かつ消費エネルギー量も多い為、呼吸商が低く、かつエネルギー量も多い脂質から栄養の補給をする事が最も良いと思われます。
よって、最も適切なのは「高脂質の半消化態栄養剤」であると思われます。

4
体重の大幅な減少がみられることから、体重増加の優先度が高いと考えられます。
このことから、選択肢2番と4番は違います。

COPDになると、二酸化炭素を呼吸するときに吐き出すことがしづらくなります。
すると、体内に二酸化炭素が残りやすくなると考えられます。
そうすると食事で二酸化炭素を生成しづらい栄養素の摂取が必要となり、それに該当するのは脂質です。

脂質を摂取することが必要なので、
正しい答えは3番の「高脂質の半消化態栄養剤」となります。

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