管理栄養士の過去問
第35回
午前の部 問50

正答は（１）

１．（正）

β─クリプトキサンチンは、プロビタミンAです。

プロビタミンとは体内でビタミンに変わる物質です。

２．（誤）

ビタミンB2は、光に対して不安定です。

３．（誤）

アスコルビン酸は、他の食品成分の酸化を抑制します。

アスコルビン酸は、ビタミンCとして働く物質です。

４．（誤）

α─トコフェロールは、最もビタミンE活性が高いとされています。

α─トコフェロールは、生体内のトコフェロールの90％を占めているといわれています。

５．（誤）

エルゴステロールに紫外線が当たることで、ビタミンD2が生成されます。

１. 正

プロビタミンAには、α―カロテンやβ―カロテン、β―クリプトキサンチンなどがあります。

プロビタミンAは、体内でレチノールに変換されます。

２. 誤

ビタミンB_２は、光やアルカリ条件下で分解しやすいため、不安定です。

３. 誤

アスコルビン酸は、他の食品成分の酸化を抑制します。

そのため、食品添加物の酸化防止剤として用いられます。

４.誤

最もビタミンE活性が高いのは、α―トコフェノールです。

５. 誤

エルゴステロールに紫外線が当たることで、ビタミンD_２が生成されます。

ビタミンDには、ビタミンD_２のエルゴカシフェノールとビタミンD_３のコレカシフェノールがあります。エルゴステロールは、エルゴカシフェノールの前駆体で、紫外線に当たることでビタミンD_２になります。

1.正しい答えです。

生体内でビタミンＡに変換されるものがプロビタミンＡで、β-クリプトキサンチンのほか、

α-カロテンやβ-カロテンがこれに該当します。

2.間違いです。

ビタミンＢ2は、光には弱い物質です。

3.間違いです。

アスコルビン酸は、他の食品成分の還元を促進します。

4.間違いです。

α-トコフェノールは、最もビタミンＥ活性が高いです。

5.間違いです。

エルゴステロールに紫外線が当たると、ビタミンＤが作られます。