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管理栄養士の過去問 第35回 午前の部 問52

問題

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[ 設定等 ]
食品安全委員会に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
農林水産省に設置されている。
   2 .
食品衛生法により設置されている。
   3 .
食品に含まれる有害物質のリスク管理を行う。
   4 .
食品添加物の一日摂取許容量( ADI )を設定する。
   5 .
リスクコミュニケーションには参加しない。
( 第35回 管理栄養士国家試験 午前の部 問52 )
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この過去問の解説 (4件)

23

食品安全委員会は、食品のリスク評価を行う内閣府の機関です。食品の安全性確保を目的として、食品安全基本法によって設置されています。食品のリスク管理を行う行政機関から独立し、中立的な立場で食品の安全性を評価します。

1.内閣府に設置されている。

食品安全委員会は内閣府に設置されており、内閣総理大臣を通じて、リスク評価結果に基づいた施策をリスク管理機関に勧告することができます。農林水産省や厚生労働省、環境省、消費者庁は農林水産物や食品衛生、環境汚染などに関するリスク管理を行う機関です。


2.食品安全基本法により設置されている。

食品安全委員会は、食品の安全確保を目的とする食品安全基本法によって設置されています。食品衛生法は食品安全基本法に基づいた法律で、罰則を伴う点で食品安全基本法とは異なります。


3.食品に含まれる有害物質のリスク評価を行う。

食品安全委員会は、厚生労働省などのリスク管理機関から申請された食品などを調査し、安全性を科学的に評価します。これをリスク評価と言います。加工や製造、流通においてルールを決め、安全性が損なわれないように監視することをリスク管理と言います。


4.〇

食品安全委員会では毒性試験を実施し、リスク管理機関から申請された化学物質(食品添加物や農薬など)の無毒性量(体に影響を及ぼさない量)を調べ、安全性を評価します。その結果に基づいて一日摂取許容量(ADI)を設定し、リスク管理機関はこれに従って加工や製造、流通におけるルールを決めます。


5.リスクコミュニケーションに参加する

リスクコミュニケーションとは、食品の安全に関する情報共有や意見交換のことです。各省庁や消費者との幅広いリスクコミュニケーションは、食品の安全確保において非常に重要です。

参考:食品安全委員会 HP https://www.fsc.go.jp/

付箋メモを残すことが出来ます。
5
1.✖農林水産省 〇内閣府

2.✖食品衛生法 〇食品安全基本法

3.有害物質のリスク管理は 食品衛生法
 ※リスク評価であれば〇

4.リスク評価を行うので〇

5.【地方公共団体などと連携し、食品の安全性について消費者を含む関係者と情報の共有や意見交換を行う】という記載があるため、参加するが〇

4

正答は(4)

1.(誤)

食品安全委員会は、内閣府に設置されています。

2.(誤)

食品安全委員会は、食品安全基本法により設置されています。

3.(誤)

食品安全委員会の役割は、「国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下、規制や指導等のリスク管理を行う関係行政機関から独立して、科学的知見に基づき、客観的かつ中立公正にリスク評価を行う」と規定してされています。

4.(正)

食品安全委員会は、食品添加物の一日摂取許容量( ADI )を設定します。

5.(誤)

食品安全委員会は、リスクコミュニケーションに参加します。

1

食品安全委員会とは、食品の安全性や農薬、飼料、肥料、食品添加物、農薬などが人の健康に与えるリスクについて、科学的知見に基づき客観的、中立公正にリスク評価を行う機関です。

規制や指導等のリスク管理を行う関係行政機関から独立して評価を行っています。

選択肢1. 農林水産省に設置されている。

食品安全委員会は内閣府に設定されています。

選択肢2. 食品衛生法により設置されている。

食品安全委員会は、食品安全基本法により設定されています。

食品安全基本法とは、食品の安全性の確保の関する基本理念と基本的な方針を定めた法律です。

制定された背景に、国内でBSE(牛海綿状脳症)が発生し、食の安全に対する不安が大きくなったことがあります。

選択肢3. 食品に含まれる有害物質のリスク管理を行う。

食品に含まれる有害物質のリスク評価を行います。

リスク管理は厚生労働省、農林水産省、環境省などが行います。

選択肢4. 食品添加物の一日摂取許容量( ADI )を設定する。

正しいです。

一日摂取許容量( ADI )とは、一生涯毎日摂取しても健康に害がないとされる一日当たりの摂取量のことです。

選択肢5. リスクコミュニケーションには参加しない。

食品安全委員会はリスクコミュニケーションに参加します

食品の安全を守るために、リスク評価者、リスク管理者、消費者、事業者、研究者、その他の関係者の間で、情報および意見を相互に交換します。

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