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管理栄養士の過去問 第35回 午後の部 問104

問題

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K大学の学生食堂では、全メニューに小鉢1個がついている。小鉢の種類には、肉料理、卵料理、野菜料理、果物・デザートがあり、販売ラインの最後にある小鉢コーナーから選択することになっている。ナッジを活用した、学生の野菜摂取量を増やす取組として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
食堂の入口に「野菜は1日350g」と掲示する。
   2 .
小鉢コーナーの一番手前に、野菜の小鉢を並べる。
   3 .
小鉢は全て野菜料理とする。
   4 .
小鉢の種類別に選択数をモニタリングする。
( 第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問104 )
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この過去問の解説 (3件)

9
正解は【2】です。

ナッジとは、望ましい行動へと促す仕組みや手法のことです。今回は野菜の小鉢を選択(望ましい行動)を促すための手法を考えます。

この場合、最も適切なものは

◯(2)小鉢コーナーの一番手前に、野菜の小鉢を並べる。

学生食堂の利用者に対し、行動を促す取り組みとして最適であると考えられます。

×(1)掲示するだけでは行動を促すことは難しいと考えられるため誤りです。

×(3)メニューを変更することは難しいと考えられるため誤りです。

×(4)選択数のモニタリングをすることは行動を促すことにはつながりにくいため誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

正答は(2)

ナッジ(nudge)とは、行動経済学や行動科学分野において、自発的に望ましい行動を選択するよう促す仕掛けや手法です。

問いの内容から、小鉢コーナーから野菜料理を選んで貰うために一番効果的であろう選択肢が正答であると考えられます。

1.(誤)

食堂の入口に「野菜は1日350g」と掲示する事は、最も適切とはいえないと思われます。「野菜は1日350g」と掲示する事によって、野菜摂取に対してある程度の効果はあると思われますが、小鉢コーナーから野菜料理を選んで貰うために一番効果的とはいえないと考えられます。

2.(正)

小鉢コーナーの一番手前に、野菜の小鉢を並べる事は、ナッジを活用した取り組みとして最も適切であると思われます。

3.(誤)

小鉢は全て野菜料理とする事は、適切ではないと思われます。

ナッジとは、上記のように自発的に望ましい行動を選択するよう促す取り組みである事から適切とはいえません。

4.(誤)

小鉢の種類別に選択数をモニタリングする事は、適切ではないと思われます。

モニタリングのみでは、行動変容にはつながらないと思われる事から適切とはいえません。

2

ナッジとは、様々な行動の中から、このようにしてほしいと促進させる方法のことを指します。

今回の場合でいうと、野菜摂取量を増やすことが目的のため、

小鉢メニューの中から、野菜料理をより取ってもらえるようにする取り組みを選択します。

選択肢1. 食堂の入口に「野菜は1日350g」と掲示する。

間違いです。

食堂の入口に「野菜は1日350g」との掲示があっても、

野菜摂取量を増やすことにはつながりません。

選択肢2. 小鉢コーナーの一番手前に、野菜の小鉢を並べる。

正しい答えです。

小鉢コーナーの一番手前に、野菜の小鉢を並べることで、手に取りやすくなり、野菜摂取量を増やすことができると考えられるためです。

選択肢3. 小鉢は全て野菜料理とする。

間違いです。

小鉢料理をすべて野菜料理にすることで、一見摂取量が増えるようには見えますが、自ら行動を変えているとは言えないため、間違いです。

選択肢4. 小鉢の種類別に選択数をモニタリングする。

間違いです。

小鉢の種類別に選択数をモニタリングすることは、今回の目的とは関係がありません。

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