管理栄養士の過去問
第35回
午後の部 問123
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問題
第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問123 (訂正依頼・報告はこちら)
消化器疾患と栄養管理の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 胃食道逆流症 ――――――― カリウム制限
- たんぱく漏出性胃腸症 ――― カルシウム制限
- 慢性膵炎代償期 ―――――― 脂肪制限
- 胆石症 ―――――――――― 糖質制限
- 過敏性腸症候群 ―――――― たんぱく質制限
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この過去問の解説 (3件)
01
正答は(3)
1.(誤)
胃食道逆流症の栄養管理では、脂質の摂り過ぎや飲酒、刺激物の摂り過ぎに留意します。
2.(誤)
たんぱく漏出性胃腸症の栄養管理では、低脂肪、高蛋白食の摂取、中鎖脂肪酸を含む半消化態栄養剤の投与を行います。
3.(正)
慢性膵炎代償期の栄養管理では、脂肪制限を行います。
4.(誤)
胆石症の栄養管理では、脂肪制限を行います。
5.(誤)
過敏性腸症候群の栄養管理では、炭水化物や脂質を多く含む食事、コーヒー、アルコール、香辛料等の摂り過ぎに留意します。
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02
正解は「慢性膵炎代償期 ――― 脂肪制限」です。
間違いです。
胃食道逆流症では、各栄養素の胃内滞留時間を短くする必要があるため、なかでも時間を要する脂肪の摂取量を制限します。
間違いです。
たんぱく漏出性胃腸症では、消化管の負担を軽くするため、脂肪を制限します。
反対に、カルシウムは、血中濃度が低下してしまうため、摂取量を増やす必要があります。
正しい答えです。
慢性膵炎代償期では、膵臓にかかる負担を軽くするため、脂肪を制限します。
間違いです。
胆石症では、コレステロール結石ができないようにするため、脂肪を制限します。
間違いです。
過敏性腸症候群では、消化管への負担を軽くするため、脂肪を制限します。
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03
×(1)胃食道逆流症の栄養管理は、高脂肪食を控え頻回食とするため、カリウム制限は不適です。
×(2)たんぱく漏出性胃腸症では、中鎖脂肪酸を補った高エネルギー、高たんぱく、低脂肪とするため、カルシウム制限は不適です。血中のカルシウムイオンがアルブミンと結合することで、血中カルシウムが低下します。
◯(3)慢性膵炎代償期では、脂肪を制限します。
×(4)胆石症では、脂質を減らし糖中心の食事にします。
×(5)過敏性腸症候群の下痢型は香辛料などの刺激物を制限し、便秘型では食物繊維の摂取を勧めます。
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