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管理栄養士の過去問 第35回 午後の部 問124

問題

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慢性心不全に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
重症度評価には、ボルマン( Borrmann )分類が用いられる。
   2 .
脳性ナトリウム利尿ペプチド( BNP )は、重症化とともに低下する。
   3 .
進行すると、悪液質となる。
   4 .
エネルギー摂取量は、40kcal/kg標準体重/日とする。
   5 .
水分摂取量は、50mL/kg標準体重/日とする。
( 第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問124 )
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この過去問の解説 (3件)

6

正答は(3)

1.(誤)

慢性心不全の重症度の評価には、NYHA分類が用いられます。

2.(誤)

慢性心不全の重症度の指標となる、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)は、重症化とともに上昇します。

3.(正)

慢性心不全が進行すると悪液質となります。

悪液質は炎症を伴う疾患関連性の低栄養で,骨格筋量の低下をもたらす代表的な病態を指します。

4.(誤)

慢性心不全患者のエネルギー摂取量は、25kcal/kg標準体重/日ほどとします。

5.(誤)

慢性心不全患者において、水分の過剰摂取に注意する必要があります。

50mL/kg標準体重/日は過剰であると思われます。

付箋メモを残すことが出来ます。
5
正解は【3】です。

×(1)ボルマン分類は胃がんの進行のための分類です。

×(2)脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)は、心不全の重症度の指標であり、進むにつれて上昇します。

◯(3)進行すると悪質液となり、予後が不良です。

×(4)バランスのよい食事を心がけます。一般の(身体活動レベルが高くない)エネルギー摂取で25~30kcal/kg/日のため、40kcal/kg/日は多すぎると考えられ不適です。

×(5)慢性心不全では、水分摂取のしすぎに注意します。大人の水分摂取で30~35ml/kg/日のため、50ml/kg/日は多すぎると考えられ不適です。

1

正解は「進行すると、悪液質となる。」です。

選択肢1. 重症度評価には、ボルマン( Borrmann )分類が用いられる。

間違いです。

ボルマン分類は、進行性胃がんの重症度評価で用いられます。

慢性心不全では、自覚症状やステージ分類などで評価します。

選択肢2. 脳性ナトリウム利尿ペプチド( BNP )は、重症化とともに低下する。

間違いです。

BNPは、ナトリウム利尿作用があることから、重症化することで、心臓への負担がかかるようになり、値は上昇します。

選択肢3. 進行すると、悪液質となる。

正しい答えです。

悪液質とは、疾患が進行することで起こりうる様々な代謝異常のことです。

主に除脂肪体重の減少がみられます。

選択肢4. エネルギー摂取量は、40kcal/kg標準体重/日とする。

間違いです。

エネルギー摂取量は、30kcal/kg標準体重/日までとします。

選択肢5. 水分摂取量は、50mL/kg標準体重/日とする。

間違いです。

心不全が重症化すると水分摂取量を制限する必要がありますが、

そうでない場合には、不足しないよう摂取します。

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