過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

管理栄養士の過去問 第36回 午前の部 問15

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
母子保健に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
母子健康手帳は、児の出生届出時に交付される。
   2 .
母子健康手帳には、WHOの定めた身体発育曲線が用いられている。
   3 .
未熟児に対する養育医療の給付は、市町村が行う。
   4 .
先天性代謝異常等検査は、1歳6か月児健康診査で実施される。
   5 .
歯・口腔の診査は、3歳児健康診査から開始される。
( 第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問15 )
このページは問題閲覧ページの為、解答履歴が残りません。
解答履歴を残すには、
条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (4件)

20

正答は【3】です。

1.×

母子健康手帳は、児の出生届出時ではなく、「妊娠が発覚し、市町村へ届け出た住民に対して交付」されます。妊娠・出産・育児に関する一貫した健康記録であり、妊娠期と乳幼児期に関する行政の情報などが記載されています。

2.×

日本独自の乳幼児身体発育曲線が用いられています。横軸に年齢、縦軸に身長・体重などのデータにより、グラフで表した曲線となります。厚生労働省が10年ごとに、乳幼児の身体発育価を調査・評価し、この曲線を作成しています。

3.

未熟児に対する養育医療の給付は、市町村が行っています。未熟児とは、低出生体重児の俗称で、出生時の初体重が2500g未満の新生児とされています。1500g未満の新生児を極低出生体重児、1000g未満を超出生体重児といいます。

4.×

先天性代謝異常等検査は、「生後5日から7日の間」に行われます。

5.×

虫歯予防に関する指導や支援は、「1歳6か月児健康診査」で行われます。

付箋メモを残すことが出来ます。
8

✕1 .母子健康手帳は、児の出生届出時に交付される。

→誤りです。

母子健康手帳は、児の出生届出時に交付されるわけではありません。

母子手帳交付を受けるタイミングに決まりはありません

交付を受ける最も多い時期は、妊娠が病院で確認され、赤ちゃんの心拍確認がとれる妊娠6週~10週目以降です。

✕2 .母子健康手帳には、WHOの定めた身体発育曲線が用いられている。

→誤りです。

身体発育曲線はWHOではなく、厚生省が定めています。

昭和40年(1965年)ごろに厚生省が、乳幼児の身長、体重、頭囲などから身体発育曲線を描こうという方向性を示し、現在では母子保健法で母子健康手帳に掲載されています。

〇3 .未熟児に対する養育医療の給付は、市町村が行う。

→正解です。

未熟児に対する養育医療の給付は、市町村が行います。

未熟児に対する養育医療の給付とは、身体の発育が未熟なまま生まれ入院を必要とする乳児が、指定養育医療機関において入院治療を受ける場合に、その治療に要する医療費を公費により負担する制度です。

✕4 .先天性代謝異常等検査は、1歳6か月児健康診査で実施される。

→誤りです。

先天性代謝異常等検査は、日齢4~6日目(出生日を0日とする)に採血を行い実施されます。

✕5 .歯・口腔の診査は、3歳児健康診査から開始される。

→誤りです。

歯・口腔の診査は、多くの自治体では1歳6か月健診歯科検診が開始されます。

生えたばかりの乳歯は未熟で虫歯になりやすいため、早い時期から虫歯予防を行うことが推奨されています。

1

母子保健は、保健所が中心機関となり、未熟児、障害児の訪問、出生後の子供についての保険知識の普及や指導、健康診断などが行われています。

では、問題を見ていきましょう。

選択肢1. 母子健康手帳は、児の出生届出時に交付される。

× 母子健康手帳は、病院で妊娠と確定してから住民登録をしている市町村の役所、または保健センターの窓口に、「妊娠届け出書」を提出することで、受け取ることができます。

選択肢2. 母子健康手帳には、WHOの定めた身体発育曲線が用いられている。

× 母子健康手帳には、厚生労働省が調査した身体発育曲線が用いられています。

厚生労働省で、10年ごとに乳幼児の身体発育を調査し、身体発育曲線を作成しています。

身体発育曲線は、各年齢で自分の子どもの体重や身長が、全体のなかで、どのくらいの位置にいるかという目安がわかります。

選択肢3. 未熟児に対する養育医療の給付は、市町村が行う。

〇 未熟児に対する養育医療の給付は、市町村が行います。

【未熟児養育事業】

1歳未満の未熟児が、正常児と同じ機能を得るまで、医療保険の自己負担分を補助する事業です。

対象者は、医師が入院療養を必要と認めた未熟児で、実施主体は、市町村です。

選択肢4. 先天性代謝異常等検査は、1歳6か月児健康診査で実施される。

×先天性代謝異常等検査は、日齢4~6日目(出生日を0日とする)に実施されます。

新生児の踵から血液をろ紙に採血し検査します。

この検査のことを、新生児マススクリーニング検査といいます。

選択肢5. 歯・口腔の診査は、3歳児健康診査から開始される。

× 歯・口腔の診査は、1歳6か月健康診査から開始されます。

まとめ

母子保健について、いつ、どのようなことを行うのか実施主体はどこかを復習しておきましょう。

0

母子保健は主にどの事業所が行なっているのか確認するようにしましょう。

選択肢1. 母子健康手帳は、児の出生届出時に交付される。

母子健康手帳は、妊娠した者が妊娠の届出(勧奨)をすることにより手帳が交付されます。

選択肢2. 母子健康手帳には、WHOの定めた身体発育曲線が用いられている。

母子健康手帳には、厚生労働省の定めた身体発育曲線が用いられています。

選択肢3. 未熟児に対する養育医療の給付は、市町村が行う。

正解です。

選択肢4. 先天性代謝異常等検査は、1歳6か月児健康診査で実施される。

先天性代謝異常等検査は、 およそ生後5~8日で実施されます。

選択肢5. 歯・口腔の診査は、3歳児健康診査から開始される。

歯・口腔の診査は、 1 歳 6 か月児健診から開始されています。

まとめ

母子保健は主にどの事業所が行なっているのか確認するようにしましょう。

問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
他のページから戻ってきた時、過去問ドットコムはいつでも続きから始めることが出来ます。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。
この管理栄養士 過去問のURLは  です。
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。