管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問41
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
自己免疫疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 全身性エリテマトーデスは、男性に多い。
- 全身性エリテマトーデスは、日光浴で寛解する。
- 1型糖尿病では、インスリン分泌が亢進する。
- 強皮症では、レイノー現象がみられる。
- シェーグレン症候群では、唾液分泌が増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
正答は【4】です。
1.×
全身性エリテマトーデスは、男性よりも「女性」に多いです。
2.×
全身性エリテマトーデスは、日光浴で「増悪」します。
3.×
1型糖尿病では、インスリンの分泌が「低下」します。
4.〇
強皮症では、レイノー現象がみられます。
5.×
シューグレン症候群では、唾液分泌が「減少」します。
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02
自己免疫疾患(全身性エリテマトーデス、Ⅰ型糖尿病、強皮症、シェーグレン症候群)についての質問です。
では問題をみていきましょう。
× 全身性エリテマトーデスは、女性に多い。
全身性エリテマトーデスは20~40代の女性に多い膠原病です。
× 全身性エリテマトーデスは、日光浴をすると、症状が悪化したり再燃することがあり、避けることが重要です。
× Ⅰ型糖尿病では、インスリン欠乏に至ります。
Ⅰ型糖尿病では、膵臓のβ細胞が自己免疫などで破壊や消失するため、インスリン欠乏に至ります。
〇 強皮症では、レイノー現象がみられます。
強皮症は、皮膚や内臓が硬くなる病気の総称です。
レイノー現象は、血管障害により手指が白色や紫色、赤色に変色する状態です。
× シェーグレン症候群では、唾液分泌が減少します。
シェーグレン症候群は、唾液腺などの外分泌腺に、リンパ球が浸潤して慢性炎症がおこる病気です。そのため、唾液分泌は減少します。
管理栄養士の仕事をする上で、よく遭遇する自己免疫疾患です。復習しておきましょう。
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03
自己免疫疾患についてです。免疫がどのように働き身体に影響を及ぼすのか確認しましょう。
全身性エリテマトーデスは、女性に多いです。
全身性エリテマトーデスは、日光浴で悪化します。
1 型糖尿病では、インスリン分泌が枯渇します。
正解です。
シェーグレン症候群では、唾液や涙液の分泌が減少します。
自己免疫疾患についてです。免疫がどのように働き身体に影響を及ぼすのか確認しましょう。
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