管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問72
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問72 (訂正依頼・報告はこちら)
たんぱく質とアミノ酸の代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 空腹時は、体たんぱく質合成が亢進する。
- 食後は、血中アミノ酸濃度が低下する。
- たんぱく質の摂取量が増加すると、ビタミンB6の要求量が減少する。
- たんぱく質の過剰摂取は、アミノ酸の異化を亢進する。
- 糖質を十分に摂取すると、たんぱく質の要求量が増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 4 です。
体たんぱく質は常に平衡状態を保っています。
ですから、たんぱく質を過剰摂取しても体内に貯めておくことはできず、
アミノ酸の異化が亢進するのです。
1:空腹時は体たんぱく質の分解が亢進され、
グルコースに転換されます。
2:食後は血中アミノ酸濃度が上昇します。
3:ビタミンB6はアミノ酸代謝に必要な栄養素です。
そのため、たんぱく質摂取量が増加するとビタミンB6の要求量が増加します。
5:糖質を十分に摂取すると血中グルコース濃度が増加するため、
たんぱく質の要求量は減少します。
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02
たんぱく質とアミノ酸の代謝について理解を深めましょう。
空腹時は、体たんぱく質を分解して、アミノ酸をエネルギー源にしようとするため、体たんぱく質の分解が亢進されます。
食後は、血中アミノ酸濃度が上昇します。
ビタミンB6は、たんぱく質の分解を助ける働きをします。
そのため、たんぱく質の摂取量が増加すると、ビタミンB6の要求量は増加します。
正しいです。
たんぱく質は、体内で合成と分解をしながら良い状態でキープされています。
たんぱく質を過剰摂取すると、アミノ酸の異化は亢進されます。
糖質を十分に摂取すると、血中グルコース濃度が上昇するため、たんぱく質の要求量は減少します。
たんぱく質の代謝では、食物から摂ったたんぱく質をアミノ酸に分解し、小腸から吸収します。
肝臓に運ばれたアミノ酸の一部がたんぱく質に合成されます。
その他のアミノ酸は、血液により各組織に運ばれ酵素やホルモンに変換されます。
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03
たんぱく質は絶えず体内で分解と合成が行われていて、均衡を保っています。
食後は、体たんぱく質合成が亢進します。
インスリンの分泌により亢進します。
食後は、血中アミノ酸濃度が上昇します。
空腹時は、血中アミノ酸濃度が低下します。
たんぱく質の摂取量が増加すると、ビタミンB6の要求量が増加します。
ビタミンB6はたんぱく質の分解を促進させる働きがあるためです。
正解です。
たんぱく質は体内で合成と分解をしながら均衡をたもっています。
糖質を十分に摂取すると、たんぱく質の要求量が減少します。
糖質はエネルギー源としてたんぱく質の節約作用があります。
たんぱく質とアミノ酸の代謝について理解しておきましょう。
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