管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問76

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

脂溶性ビタミンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • ビタミンAは、血液凝固因子の活性化に必要である。
  • ビタミンDは、小腸で活性型に変換される。
  • 活性型ビタミンDは、カルシウムの小腸での吸収を抑制する。
  • ビタミンEは、過酸化脂質の生成を促進する。
  • ビタミンKは、骨形成に必要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

ビタミンKには血液凝固と関わりあることがよく知られていますが、

骨形成にも大きな関わりがあり、骨形成の促進、

骨吸収の抑制を行います。

骨粗鬆症の治療薬としてビタミンK製剤が用いられることもあります。

1:血液凝固因子の活性化にはビタミンKが必要です。

2:ビタミンDは肝臓と腎臓を経て活性型に変換します。

3:活性型ビタミンDは、カルシウムの小腸での吸収を促進します。

4:ビタミンEは過酸化脂質の生成を抑制します。

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02

それぞれのビタミンの特徴、働きについて理解を深めましょう。

選択肢1. ビタミンAは、血液凝固因子の活性化に必要である。

ビタミンAは、目の皮膚や粘膜を健康に保ち、細胞の成長を促進します。

血液凝固因子の活性化に必要なのはビタミンKです。

選択肢2. ビタミンDは、小腸で活性型に変換される。

ビタミンDは、肝臓腎臓で活性化されます。

選択肢3. 活性型ビタミンDは、カルシウムの小腸での吸収を抑制する。

活性型ビタミンDは、小腸でのカルシウムリンの吸収を促進します。

選択肢4. ビタミンEは、過酸化脂質の生成を促進する。

ビタミンEは、過酸化脂質の生成を抑制します。

選択肢5. ビタミンKは、骨形成に必要である。

正しいです。

また、ビタミンKは、血液凝固因子の活性化にも必要です。

まとめ

ビタミンは、それぞれの種類により働きが異なります。

特徴を理解しましょう。

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03

脂溶性ビタミンはビタミンD、ビタミンA、ビタミンK、ビタミンEの4種類です。

それぞれの特徴を理解しておきましょう。

選択肢1. ビタミンAは、血液凝固因子の活性化に必要である。

ビタミンKは血液凝固因子の活性化に必要です。

ビタミンKが欠乏すると血液凝固の遅延、抑制、出血症状などのリスクがあります。

選択肢2. ビタミンDは、小腸で活性型に変換される。

ビタミンDは肝臓や腎臓で活性型に変換されます。

選択肢3. 活性型ビタミンDは、カルシウムの小腸での吸収を抑制する。

活性型ビタミンDは、カルシウムの小腸での吸収を促進します。

骨の石灰化の促進もします。

選択肢4. ビタミンEは、過酸化脂質の生成を促進する。

ビタミンEは、過酸化脂質の生成を抑制します。

ビタミンCも同様に過酸化脂質の生成を抑制します。

選択肢5. ビタミンKは、骨形成に必要である。

正しいです。

ビタミンKはカルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す作用があります。

まとめ

脂溶性ビタミンについて理解しておきましょう。

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