管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問75

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

脂肪酸に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • パルミチン酸は、必須脂肪酸である。
  • オレイン酸は、多価不飽和脂肪酸である。
  • アラキドン酸は、リノール酸から生成される。
  • エイコサペンタエン酸は、n−6系不飽和脂肪酸である。
  • ドコサヘキサエン酸は、エイコサノイドの前駆体である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

アラキドン酸はn-6系多価不飽和脂肪酸であり、リノール酸から生成されています。

n-6系脂肪酸にはアラキドン酸の他、リノール酸、γリノレン酸などがあります。

1:パルミチン酸は飽和脂肪酸です。

必須脂肪酸には体内で合成できないリノール酸やαリノレン酸などがあります。

2:オレイン酸は一価不飽和脂肪酸です。

4:エイコサペンタエン酸はn-3系不飽和脂肪酸です。

5:エイコサノイドの前駆体としてエイコサペンタエン酸などがあります。

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02

脂肪酸には様々な種類、働きがあります。

それらについて理解を深めましょう。

選択肢1. パルミチン酸は、必須脂肪酸である。

パルミチン酸は、飽和脂肪酸です。

必須脂肪酸には、リノール酸、α-リノレン酸、アラキドン酸、DHA、EPAなどがあります。

選択肢2. オレイン酸は、多価不飽和脂肪酸である。

オレイン酸は一価不飽和脂肪酸です。

多価不飽和脂肪酸とは、炭素の二重結合が2つ以上のもので、必須脂肪酸に該当します。

選択肢3. アラキドン酸は、リノール酸から生成される。

正しいです。

アラキドン酸は、リノール酸から生成されます。

アラキドン酸は、体内で合成できない、必須脂肪酸です。

選択肢4. エイコサペンタエン酸は、n−6系不飽和脂肪酸である。

エイコサペンタエン酸は、n−3系脂肪酸です。

n-3系脂肪酸には、α-リノレン酸、EPA、DHAなどがあります。

n-6系脂肪酸には、リノール酸やアラキドン酸などがあります。

選択肢5. ドコサヘキサエン酸は、エイコサノイドの前駆体である。

エイコサペンタエン酸は、エイコサノイドの前駆体です。

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03

脂肪酸は飽和脂肪酸、必須脂肪酸、n-9系不飽和脂肪酸、n-6系飽和脂肪酸、n-3系飽和脂肪酸などがあります。それぞれの脂肪酸の特徴を理解しておきましょう。

選択肢1. パルミチン酸は、必須脂肪酸である。

パルミチン酸は炭素原子16個を含む直鎖の飽和脂肪酸です。

パーム油や牛脂、豚脂などに多く含まれています。

選択肢2. オレイン酸は、多価不飽和脂肪酸である。

オレイン酸は一価不飽和脂肪酸です。

オリーブオイル、紅花油、ヒマワリ油などに多く含まれています。

選択肢3. アラキドン酸は、リノール酸から生成される。

正しいです。

アラキドン酸は必須脂肪酸で食事から摂取するリノール酸から合成されます。

選択肢4. エイコサペンタエン酸は、n−6系不飽和脂肪酸である。

エイコサペンタエン酸はn−3系脂肪酸です。

エイコサペンタエン酸は青魚に多く含まれる必須脂肪酸です。

選択肢5. ドコサヘキサエン酸は、エイコサノイドの前駆体である。

エイコサペンタエン酸やアラキドン酸は、エイコサノイドの前駆体です。

まとめ

脂肪酸について理解しておきましょう。

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