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管理栄養士の過去問 第36回 午前の部 問82

問題

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栄養アセスメントに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
ウエスト周囲長の測定は、皮下脂肪蓄積量の推定に用いる。
   2 .
生体指標は、食事摂取状況を反映しない。
   3 .
尿中クレアチニン排泄量は、全身の筋肉量と相関する。
   4 .
高張性脱水では、血漿浸透圧が低下している。
   5 .
窒素出納が負の時は、体たんぱく質量が増加している。
( 第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問82 )
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この過去問の解説 (3件)

12

正解は 3 です。

クレアチニンは腎機能の指標として用いられます。

尿中のクレアチニン排泄量は、食事量とは関係なく全身の筋肉量と比例します。

1:ウエスト周囲長は、皮下脂肪ではなく内臓脂肪蓄積量の推定に用いられます。

2:生体指標は食事摂取状況を反映します。

4:脱水は血漿浸透圧の状態で、高張性脱水、等張性脱水、低張性脱水に分けられます。

高張性脱水は、発汗や水分摂取の低下により起こり、夏季の高齢者や小児によくみられます。

高張性脱水では、血漿浸透圧が上昇しています。

5:窒素出納では、窒素の摂取量と排泄量の差を見ることができます。

摂取量と排泄量が保たれていれば、窒素平衡の状態となります。

体たんぱく質量が増加していれば、窒素出納が正

たんぱく摂取量が不足し、窒素排泄量が多くなった場合は窒素出納が負、

となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

栄養アセスメント に用いられる評価指標には身体計測、体組成分析、病歴・治療歴、栄養・食事歴(栄養摂取量を含む)、身体検査( フィジカルアセスメント )、臨床検査(血液・尿など)、機能検査などがあります。

選択肢1. ウエスト周囲長の測定は、皮下脂肪蓄積量の推定に用いる。

ウエスト周囲長の測定は、内臓脂肪蓄積量の推定に用います。

肩甲骨下端部や腕の皮下脂肪つまんで皮下脂肪量を推測し皮下脂肪蓄積量の推定に用います。

選択肢2. 生体指標は、食事摂取状況を反映しない。

生体指標は、食事摂取状況を反映します。

生体指標とは血液や尿などに含まれている栄養素やその代謝物の量を測定して、食べたものを推定する方法です。

選択肢3. 尿中クレアチニン排泄量は、全身の筋肉量と相関する。

正しいです。

尿中クレアチニン排泄量は全身の筋肉量と相関し、食事には影響されません。

選択肢4. 高張性脱水では、血漿浸透圧が低下している。

高張性脱水では、血漿浸透圧が上昇しています。

細胞内から間質への水の移動が行われ、細胞外液の水分量が増加します。

細胞内が脱水状態となります。

選択肢5. 窒素出納が負の時は、体たんぱく質量が増加している。

窒素出納が負の時は、体たんぱく質量が減少しています。

「窒素摂取量-窒素排出量」で必要なたんぱく質量を算出できます。

まとめ

栄養アセスメントについて理解しておきましょう。

2

栄養アセスメントについて理解を深めましょう。

選択肢1. ウエスト周囲長の測定は、皮下脂肪蓄積量の推定に用いる。

ウエスト周囲長は、内臓脂肪量の推定に用いられます。

ウエスト周囲長は、メタボリックシンドロームの診断基準の1つです。

ウエスト周囲長の基準値は、男性85cm以上女性90cm以上です。

選択肢2. 生体指標は、食事摂取状況を反映しない。

生体指標は、食事摂取状況を反映します

生体指標とは、尿や血液中に含まれる生体由来の物質で、栄養素又は食品中の摂取量の指標として用いることができる物質を化学分析する方法です。

選択肢3. 尿中クレアチニン排泄量は、全身の筋肉量と相関する。

正しいです。

尿中クレアチニン排泄量は、全身の筋肉量と相関します

尿中クレアチニン排泄量は、生理的変動因子の影響を受けず、1日の排泄量は筋肉量に比例します。

腎機能が低下すると、クレアチニンを尿中へ排泄できなくなり、血中クレアチニン値が上昇します。

選択肢4. 高張性脱水では、血漿浸透圧が低下している。

高張性脱水では、血漿浸透圧が上昇します。

高張性脱水とは、電解質より水分が多く失われ、体液が濃くなっている状態です。

選択肢5. 窒素出納が負の時は、体たんぱく質量が増加している。

窒素出納が負の時は、体たんぱく質量が減少しています。

窒素出納とは、1日の窒素の摂取量と排泄量の関係をみたものです。

窒素出納値は

 窒素出納値 = 窒素摂取量 − 窒素排泄量

で求めることができます。

まとめ

栄養アセスメントにおいて、様々な診断方法があります。

それぞれの特徴について理解を深めましょう。

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