管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問85

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問85 (訂正依頼・報告はこちら)

日本人の食事摂取基準(2020年版)における成人の食塩相当量の目標量に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • WHOが推奨している量とした。
  • 日本高血圧学会が推奨している量とした。
  • 国民健康・栄養調査における摂取量の中央値とした。
  • WHOが推奨している量と国民健康・栄養調査における摂取量の中央値との中間値とした。
  • 健康日本21(第二次)の目標値とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

2020年版食品摂取基準において、改定ポイントの一つに食塩目標量の変更があります。

2015年版より、男女ともに0.5g減少し、成人男性7.5 g/日未満、

成人女性6.5 g/日未満となりました。

2020年版の改訂にあたって、食塩の目標量はWHOのガイドラインが考慮されました。

WHOガイドラインでは、5.0g/日未満であり、これは実現的ではないとされたため、WHOが推奨している量と国民健康・栄養調査における摂取量の中央値との

中間値を目標量に設定しました。

よって4が正解となります。

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02

日本人の食塩摂取量について、理解を深めましょう。

選択肢4. WHOが推奨している量と国民健康・栄養調査における摂取量の中央値との中間値とした。

WHOが推奨している量国民健康・栄養調査における摂取量の中央値との中間値としました。

食塩摂取の目標量は、成人男性7.5g/日未満成人女性6.5g/日未満となっています。

WHOは、成人に対して5g/日を推奨していますが、実現可能性が低いため、国民健康・栄養調査における摂取量の中央値との中間値とされています。

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03

過剰摂取による生活習慣病の発症及び重症化予防が重要であることから目標量を策定しました。

選択肢1. WHOが推奨している量とした。

WHOが提案する高血圧予防のための望ましい摂取量と日本人の摂取量の中央値を目標量算出の参照値としました。

選択肢2. 日本高血圧学会が推奨している量とした。

WHOが提案する高血圧予防のための望ましい摂取量と日本人の摂取量の中央値を目標量算出の参照値としました。

選択肢3. 国民健康・栄養調査における摂取量の中央値とした。

WHOが提案した摂取量の中央値としています。

選択肢4. WHOが推奨している量と国民健康・栄養調査における摂取量の中央値との中間値とした。

正しいです。

選択肢5. 健康日本21(第二次)の目標値とした。

健康日本21は健康寿命を延ばすことを目的とし、生活習慣病の予防や食事、運動などの目標を設定しています。

まとめ

日本人の食事摂取基準について理解しておきましょう。

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