管理栄養士の過去問 第36回 午前の部 問84
この過去問の解説 (3件)
正解は 2 です。
EARとは推定平均必要量(estimated average requirement)のことで、
当該性・年齢階級に属する人々の50%が必要量を満たすと推定される
1日の摂取量を表しています。
これによって集団では半数で不足が生じると推定される摂取量となっており、
この値を下回っている対象者が多い場合は問題が大きいと考えられています。
そして、その問題の大きさの程度は栄養素によって異なります。
問題の大きさは次の順序に設定されています。
a:集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって、
推定平均必要量とした栄養素(問題が最も大きい)
b:集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素(問題 が次に大きい)
c:集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素(問題が次に大きい)
x:上記以外の方法で推定平均必要量が定められた栄養素(問題が最も小さい)
この問題の選択肢において
2のビタミンB1 が問題文と同一の意である上記のcに設定されているため、
これが正しいです。
その他の選択肢である
1.ビタミンA
3.ナイアシン
4.ビタミンB12
5. 葉酸
は上記のaに設定されています。
EARとは、推定平均必要量を意味します。
推定平均必要量とは、50%の人が必要量を満たす量で、科学的根拠があるものを指します。
推定平均必要量の計算方法には、以下のものがあります。
・集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とする栄養素
→ビタミンA、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸、ナトリウム、ヨウ素、セレン など
・集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をもって推定平均必要量とする栄養素
→亜鉛、銅、モリブデン、ビタミンB6 など
・集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって推定平均必要量とする栄養素
→ビタミンB1、ビタミンB2 など
・上記以外の方法で推定平均必要量が定められた栄養素
→鉄、ビタミンC など
集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とする栄養素です。
集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって推定平均必要量とする栄養素です。
集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とする栄養素です。
集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とする栄養素です。
集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とする栄養素です。
推定平均必要量について理解を深めましょう。
集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素:ビタミンA、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸、ナトリウム、ヨウ素、セレン
集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素:たんぱく質、ビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、モリブデン
集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素:ビタミンB1、ビタミンB2
上記以外の方法で推定平均必要量が定められた栄養素:ビタミンC、鉄
ビタミンAは集団内の半数の者に不足又は乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素です。
正しいです。
集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素です。
ナイアシンは集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素です。
ビタミンB12は集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素です。
葉酸は集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素です。
基準を策定した栄養素と指標について理解しておきましょう。
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