管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問132
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問132 (訂正依頼・報告はこちら)
鶏卵アレルギー患者が、外食時に避ける必要のない食べ物である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ポテトサラダ
- 焼きはんぺん
- シュークリーム
- エビフライ
- 鶏肉の照り焼き
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この過去問の解説 (4件)
01
解答は【5】です。
1.×
お店によっては、ポテトサラダに卵が入っていることや、マヨネーズは卵を使って製造されているので、外食時に避ける必要があります。
2.×
はんぺんも、原材料に卵が含まれています。
3.×
シュークリームのシュー生地や、カスタードクリームなどに卵が含まれています。
4.×
エビフライの衣付けの際に、卵を使用します。
5.〇
鶏肉の照り焼きは、卵を使用していないので、問題ありません。
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02
5 .鶏肉の照り焼き 〇正解
本設問では、鶏卵アレルギーの場合に鶏肉を避けるべきか、否かという点が主に問われていると推測できます。
鶏卵アレルギーの場合、基本的には卵白に含まれているオボアルブミンというタンパク質がアレルゲンとなってアレルギー反応が出るため摂取を避けるべきですが、鶏肉自体にはオボアルブミンはほぼ含まれていないため、避ける必要はありません。(また同様の根拠で、魚卵も避ける必要はありません。)
鶏肉アレルギーを持っている場合は鶏肉を避ける必要があります。
1 .ポテトサラダ…マヨネーズが含まれている場合避ける必要があります。
2 .焼きはんぺん …白身魚のすり身に卵が練り込まれている場合、避ける必要があります。
3 .シュークリーム…シューの部分に卵が含まれている場合、避ける必要があります。
4 .エビフライ …フライのつなぎに卵が含まれている場合、避ける必要があります。
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03
鶏卵は、さまざまな料理に使われているので、鶏卵アレルギーがある場合は食べる料理に注意する必要があります。
✖ 鶏卵アレルギーがある患者は「ポテトサラダ」を避ける必要があります。
ポテトサラダに使用しているマヨネーズには鶏卵が使用されています。
✖ 鶏卵アレルギーがある患者は「焼きはんぺん」を避ける必要があります。
はんぺんは卵白を使用して作ります。
✖ 鶏卵アレルギーがある患者は「シュークリーム」を避ける必要があります。
シュークリームは鶏卵を使用して作ります。
✖ 鶏卵アレルギーがある患者は「エビフライ」を避ける必要があります。
エビフライの衣は鶏卵を使用して作ります。
エビフライに添えるタルタルソースも鶏卵を使用して作ります。
〇 「鶏肉の照り焼き」は、鶏卵のアレルギーがあっても外食時に避ける必要はありません。
鶏肉のアレルゲンと鶏卵のアレルゲンは違います。
食物アレルギーは死亡事例もあるので患者教育は重要です。
はんぺんや、マヨネーズ、フライの衣のように鶏卵が隠れている場合や、鶏肉のように卵と関係がありそうな食品は迷う場合があります。
栄養士がしっかりと指導できるようにしておきましょう。
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04
鶏卵は食物アレルギーの原因食物として最も多いため、注意が必要です。
鶏卵を使用したマヨネーズが含まれている可能性があるため避ける必要があります。
焼きはんぺんなどの練り製品には鶏卵がつなぎとして使用されている可能性があるため避ける必要があります。
シュー生地やカスタードクリームに鶏卵が使用されている可能性があるため避ける必要があります。
衣に鶏卵が使用されている可能性があるため避ける必要があります。
鶏卵が使用されている可能性が低いため最も適切であると考えられます。
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