管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問199
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問199 (訂正依頼・報告はこちら)
500床のK病院に勤務する管理栄養士である。直営で給食を運営している。昼食時に1名の患者から、主菜の付け合わせの、せんキャベツに金属片が入っていると苦情があり、病棟の看護師から管理栄養士に来てほしいと要請があった。病棟に見に行ったところ、その金属片は、せんキャベツに用いた生食用食材のフードスライサーの刃のようであった。
この後、管理栄養士が、最初に取るべき行動である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
この後、管理栄養士が、最初に取るべき行動である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 代わりのせんキャベツを盛り付けた主菜を、病棟に届ける。
- せんキャベツが提供されている患者全員に、その皿の喫食を中止するように要請する。
- 金属片が混入していた患者が、他にいないか問い合わせる。
- 厨房の中の調理機器を確認する。
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この過去問の解説 (3件)
01
フードスライサーの刃が欠けてしまい、異物混入が起こってしまいました。
劣化による刃の欠けだと思われるので、他にも欠けている可能性があります。
喫食を中止することが第一となります。
よって正答は②となります。
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02
厨房で使用している調理器具の破片が混入してしまったというアクシデントです。問題文から最初に取るべき行動を問われていることがわかるので、優先順位を考える必要があります。
一度刃が欠けたフードスライサーを用いたせんキャベツには、再び金属片の混入があることが考えられます。よってこの選択肢は不正解です。
劣化による刃の欠けであれば他の患者にも金属片が混入している恐れがあります。よって真っ先にする行動としてはそれを喫食してしまうことのないように中止を要請する必要があります。よってこの選択肢が正解です。
最初に見つけた患者はたまたま見つけただけかもしれません。目ではっきりわかるほど大きいものであれば気付きますが、気付かないような小さなものであればそのまま食べてしまう患者もいるかもしれません。その場合問い合わせでは見つけることができないため、患者の安全も考慮するとこの選択肢は不正解です。
最終的には確認作業が必要となりますが、最初にする行動としては適していません。よってこの選択肢は不正解です。
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03
選択肢の全ての行動が大切ではありますが、優先順位を考える必要があります。
最初に取るべき行動は、せんキャベツが提供されている患者全員に、その皿の喫食を中止するように要請することです。
万が一、他の患者のもとにもフードスライサーの刃の混入があり、気づかず喫食してしまった場合、怪我をする恐れがあります。
こちらが正解です。
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