管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問12
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
児童虐待防止法において、児童虐待と規定されている行為である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 身体的虐待
- 性的虐待
- ネグレクト
- 心理的虐待
- 経済的虐待
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、児童虐待防止法で何が児童虐待と規定されているのかを覚えておく必要があります。
身体的虐待は、児童虐待防止法で児童虐待と規定されています。
殴る、蹴る、火傷を負わせるなど、怪我を負わせたり、健康や命の危険をおよぼす行為のことをいいます。
性的虐待は、児童虐待防止法で児童虐待と規定されています。
性的暴力、性的行為を強要することなどです。
ネグレクトとは、育児放棄、食事を与えない、学校に登校させないなど子供の健康や安全を損なう行為のことをいいます。
児童虐待法で児童虐待と規定されています。
心理的虐待は、児童虐待防止法で児童虐待と規定されています。
言葉による暴力や差別等心理的外傷を与えることです。
経済的虐待は、児童虐待防止法で児童虐待とは規定されていません。
紛らわしい選択肢もあるため、正確に覚えておきましょう。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
02
児童虐待防止法に関する問題です。
何が虐待として定義されているのか、しっかりと法律に一度目を通しておくと理解を深めることができます。
児童虐待に規定されています。
身体的虐待は、身体的な外傷が生じる、または生じ得る暴行を加えることと規定されています。
児童虐待に規定されています。
性的虐待は、わいせつな行為をすること、させることいずれも規定されています。
児童虐待に規定されています。
ネグレクトとしては、児童の心身の成長を妨げる減食、長時間の放置などが挙げられています。
児童虐待に規定されています。
心理的虐待としては、児童への暴言や拒絶的な対応など、児童に著しい心理的外傷を加えることなどが挙げられています。
経済的虐待は児童虐待には規定されていません。
出題時の選択肢には、実際の法律と違った単語が用いられることもあります。
そのため、しっかり内容を読み取ることも重要です。
また、今回の問題は誤ったものを答えるもののため、そのケアレスミスにも注意が必要です。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
03
児童虐待についての問題です。
社会問題ともなっているのでしっかりおさえておきましょう。
身体的虐待は、児童虐待に定義されています。
「児童の身体に外傷が生じ、または生じる恐れがある暴行を加えること」をいいます。※児童虐待の防止などに関する法律:第2条第1項
(殴る、蹴る、叩く、投げ落とすなど)
性的虐待は、児童虐待に定義されています。
「児童にわいせつな行為をすることまたは児童をしてわいせつな行為をさせること」をいいます。※児童虐待の防止などに関する法律:第2条第2項
(子どもへの性的行為、性的行為を見せる、など)
ネグレクトは、児童虐待に定義されています。
「児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食または長時間の放置、保護者以外の同居人による第二号または次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること」をいいます。※児童虐待の防止などに関する法律:第2条第3項
(家に閉じ込める、食事を与えない、重い病気になっても病院に連れて行かない、など)
心理的虐待は、児童虐待に定義されています。
「児童に対する著しい暴言または著しく拒絶的な反応、児童が同居する配偶者に対する暴力(配偶者(婚姻の届け出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあるものを含む。)の身体に対する不法な攻撃であって生命または身体に危害を及ぼすもの及びこれに準ずる心身に鵜鵜飼な影響を及ぼす言動をいう。)その他児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。」をいいます※児童虐待の防止などに関する法律:第2条第4項
(言葉による脅し、無視、兄弟間での差別的扱い、など)
経済的虐待は児童虐待に定義されていません。
児童虐待は年々児童虐待相談件数が増加しており、令和4年度で219,170件と過去最多でした。
4つの定義を確認しておきましょう。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問11)へ
第37回問題一覧
次の問題(問13)へ