管理栄養士の過去問
第37回
午後の部 問76
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問題
第37回 管理栄養士国家試験 午後の部 問76 (訂正依頼・報告はこちら)
K産科・小児科クリニックの管理栄養士である。
相談者は、1歳1か月の女児とその母親。女児は、第一子、在胎40週、出生時体重は2,850g。1か月健診、4か月健診、いずれも成長・発達は順調で、同クリニックで1歳児健診を受けることとなった。
1歳児健診の問診票に、1日3回離乳食を食べているが、子どもの気になる様子として、「偏食」、「肉や魚を食べない」と記載されていた。1歳児健診の身長73cm、体重9.0kg、歯は上下合わせて前歯4本が生えていた。
この設問は、<前問>の続きの設問となります。
母親から、「肉や魚をあまり食べないので、その分、母乳を減らさずにあげています。どのようにしたら、肉や魚を食べるようになりますか。」と質問された。管理栄養士の応答である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
相談者は、1歳1か月の女児とその母親。女児は、第一子、在胎40週、出生時体重は2,850g。1か月健診、4か月健診、いずれも成長・発達は順調で、同クリニックで1歳児健診を受けることとなった。
1歳児健診の問診票に、1日3回離乳食を食べているが、子どもの気になる様子として、「偏食」、「肉や魚を食べない」と記載されていた。1歳児健診の身長73cm、体重9.0kg、歯は上下合わせて前歯4本が生えていた。
この設問は、<前問>の続きの設問となります。
母親から、「肉や魚をあまり食べないので、その分、母乳を減らさずにあげています。どのようにしたら、肉や魚を食べるようになりますか。」と質問された。管理栄養士の応答である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 授乳回数を減らしてお腹が空けば、肉や魚も食べるかもしれませんね。
- 肉や魚を食べなくても、卵や豆腐、牛乳でたんぱく質を摂れていれば問題ないですよ。
- 前歯は生えているので、硬いものを食べて、噛む練習をしてみましょう。
- 肉や魚は、軟らかくして、ほぐしたら食べられるかもしれません。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では女児の状態を把握し、適切なアドバイスができるか応用力が試されます。
不適切です。
授乳回数を減らすことは適切ではありません。
必要摂取量が不足してしまう恐れがあります。
不適切です。
他の食品でたんぱく質を摂取できていても、肉や魚にもそれぞれの栄養素があります。
不適切です。
無理に硬いものを食べさせるのは適切ではありません。
えずいたり、吐いたりする原因となる場合がります。
適切です。
食べやすい形態にすることで、改善できる可能性があります。
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02
この設問では母親に対する最適なアドバイスを考えましょう。
離乳食の最終的な目的と、女児の発達成長に合わせた提案を組み合わせて、よりよいアドバイスを検討していきましょう。
不適です。
授乳回数を減らすことで十分な栄養が摂取できなくなる可能性が高まります。
そのため授乳回数を減らすことは望ましくありません。
不適です。
肉や魚にもそれぞれの栄養があります。
また、ずっと肉・魚を避け続けた食生活を送るわけにもいかないので、このアドバイスは適切ではありません。
不適です。
いまの発達段階で硬いものを食べさせるのは適切ではありません。
正しいです。
<前問>より、女児は歯茎ですりつぶすことはできますが噛むことはうまくできず、大きいものも食べることが苦手です。
そのため、軟らかくほぐしたものはより食べやすい食形態になり、適切なアドバイスであると考えられます。
<前問>までの内容をしっかり理解し、本問の選択肢を吟味する際も合わせて検討していきましょう。
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03
前問から鮭フレークを混ぜたごはんは食べることを踏まえて適切なアドバイスをしましょう。
不適です。
離乳後期では母乳は子供の欲するままに与える段階であり、授乳回数を減らすと必要な栄養が不足してしまう可能性もあるため適切ではありません。
不適です。
肉や魚から得られるたんぱく質以外の栄養も考慮すべきです。
不適です。
硬いものを与える段階ではありません。
適切な応答です。
前問の鮭フレークを混ぜたごはんは食べるということから、形態を変えて与えることが適切と言えます。
離乳食は、成長に伴い母乳またはミルクなどの乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補完するために幼児食に移行する過程で与えられる食事をいいます。
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