管理栄養士の過去問
第38回
午前の部 問53

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「サルコシスティス・フェアリー ―― 馬肉」です。

 

寄生虫による食中毒の感染予防としては、50~70℃での加熱または長時間の冷凍処理(-4℃で48時間あるいは-20℃で24時間の凍結)が重要です。

選択肢1. アニサキス ――――――――――― 鯉

アニサキスは魚介類を宿主とする寄生虫です。

オキアミというプランクトンを食した魚介類を介してヒトに感染します。

そのため非淡水魚や回遊魚などの海洋生物に寄生します。

主にサバ、アジ、スルメイカ、ニシンなどの魚介類が挙げられます。

 

選択肢2. サルコシスティス・フェアリー ―― 馬肉

正しいです。

サルコシスティス・フェアリーはウマやイヌを宿主としており、馬肉の刺身の摂取により食中毒が起こります。

選択肢3. 無鉤条虫 ―――――――――――― 豚肉

無鉤条虫はウシを宿主とする寄生虫です。

ブタを宿主とするのは有鉤条虫です。

選択肢4. クドア・セプテンプンクタータ ―― さわがに

クドア・セプテンブンクターターはヒラメを宿主とする寄生虫です。

さわがにを宿主とする寄生虫は肺吸虫が挙げられます。

選択肢5. 肝吸虫 ――――――――――――― ほたるいか

肝吸虫はマメタニシを第一中間宿主とし、マメタニシの生息する淡水に住む魚介類に寄生します。

宿主としてはフナやコイが挙げられます。

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02

食中毒の種類と食材を整理しておきましょう。

選択肢1. アニサキス ――――――――――― 鯉

(×) アニサキスはサバです。

 

人のアニサキス症は海産魚類で起こります。特にサバなどのは熱不十分な刺身などを摂取することで感染します。

選択肢2. サルコシスティス・フェアリー ―― 馬肉

(〇)

 

サルコシスティス・フェアリは馬肉に寄生します。

選択肢3. 無鉤条虫 ―――――――――――― 豚肉

(×) 無鉤条虫は牛肉です。

 

無鉤条虫は加熱不十分な牛肉を摂取することで感染します。

選択肢4. クドア・セプテンプンクタータ ―― さわがに

(×) クドア・セプテンプンクタータはヒラメです。

 

クドア・セプテンプンクタータはヒラメの生食によって感染します。

選択肢5. 肝吸虫 ――――――――――――― ほたるいか

(×) 肝吸虫は鯉です。

 

肝吸虫は淡水魚、ウグイ、フナ、鯉などの生食によって感染します。

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03

食中毒の原因となる寄生虫は、経口感染が主です。

予防法は、加熱や凍結です。

では、問題をみていきましょう。

選択肢1. アニサキス ――――――――――― 鯉

✖ 間違いです。

 

アニサキスは、スルメイカやニシンなどの海産魚介類に寄生しています。

は淡水魚です。

選択肢2. サルコシスティス・フェアリー ―― 馬肉

〇 正解です。

 

サルコシスティス・フェアリは、馬肉に寄生しています。

選択肢3. 無鉤条虫 ―――――――――――― 豚肉

✖ 間違いです。

 

無鉤条虫は、牛肉に寄生しています。

豚肉に寄生しているのは、有鉤条虫です。

選択肢4. クドア・セプテンプンクタータ ―― さわがに

✖ 間違いです。

 

クドア・セプテンプンクタータは、ヒラメに寄生しています。

選択肢5. 肝吸虫 ――――――――――――― ほたるいか

✖ 間違いです。

 

肝吸虫は、フナや鯉のうろこや皮下に寄生しています。

まとめ

食品を生の状態や加熱不良で食べることにより寄生虫による食中毒が発症します。

食中毒の原因となる寄生虫について学びを深めましょう。

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