管理栄養士の過去問
第38回
午前の部 問69
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第38回 管理栄養士国家試験 午前の部 問69 (訂正依頼・報告はこちら)
レプチンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 主に線維芽細胞から分泌される。
- 肥満者では、血中濃度が低下している。
- エネルギー消費を抑制する。
- 摂食を促進する。
- 体脂肪率が上昇すると、レプチン抵抗性が増大する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
肥満細胞について押さえておきましょう。
(×) 主に脂肪細胞から分泌されます。
レプチンとは脂肪細胞から分泌される肥満抑制作用作用をもつホルモンです。
(×) 肥満者では、血中濃度が上昇しています。
レプチンの分泌量と脂肪細胞の量は比例します。
(×) エネルギー消費を促進します。
レプチンは交感神経を介してエネルギー消費を促進します。
(×) 摂食を抑制する。
レプチンの作用に、食欲抑制・エネルギー消費があります。
(〇)
肥満になると、レプチン抵抗性がおこります。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
02
正解は、「体脂肪率が上昇すると、レプチン抵抗性が増大する。」です。
レプチンは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質であるアディポサイトカインの一つです。
視床下部にあるレプチン受容体を介し、食欲を抑制します。脂肪分解作用もあり、抗肥満ホルモンとして知られています。
いわゆる「やせホルモン」と言われるもので、食欲抑制や消費エネルギーの増大といった働きがあります。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
03
レプチンは、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインの一種です。
問題をみていきましょう。
✖ 間違いです。
レプチンは脂肪細胞から分泌されます。
✖ 間違いです。
肥満者は、脂肪細胞が増加しているので、血中レプチン濃度が上昇しています。
✖ 間違いです。
レプチンはエネルギー消費を促進します。
✖ 間違いです。
レプチンは満腹中枢を刺激して食欲を抑制します。
〇 正解です。
体脂肪が上昇すると、レプチン抵抗性が増大します。
レプチンは体脂肪の増加によって分泌量増加し、食欲抑制とエネルギー消費の促進によって体重を低下させますが、体脂肪が一定以上になると抵抗性が増えて作用が抑制されます。
レプチンは、脂肪細胞から分泌されています。肥満者は脂肪細胞が増加しているので、血中レプチン濃度が上昇しています。
エネルギー消費を促進し、満腹中枢を刺激して食欲を抑えています。体脂肪が上昇するとレプチン抵抗性が増大します。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問68)へ
第38回問題一覧
次の問題(問70)へ