管理栄養士の過去問
第38回
午後の部 問28
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問題
第38回 管理栄養士国家試験 午後の部 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
55歳、男性。慢性膵炎(代償期)。事務職。身長172cm、体重65kg、BMI 22.0kg/m2。血液検査値は、CRP0.8mg/dL、アミラーゼ120U/L(基準値:32~104U/L)。この患者の1日当たりの目標栄養量の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- エネルギー:1,400kcal/日 たんぱく質:60g/日 脂肪:50g/日
- エネルギー:1,400kcal/日 たんぱく質:75g/日 脂肪:20g/日
- エネルギー:2,000kcal/日 たんぱく質:60g/日 脂肪:40g/日
- エネルギー:2,000kcal/日 たんぱく質:75g/日 脂肪:20g/日
- エネルギー:2,000kcal/日 たんぱく質:90g/日 脂肪:40g/日
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この過去問の解説 (2件)
01
慢性膵炎は、上腹部通が主な症状で、激しい腹痛をきたすタイミングもあります。
食欲不振や腹部膨満感、悪心、嘔吐などの症状を引き起こすこともあります。
治療としては、禁酒、過労やストレスなどを軽減することや、脂質の過剰摂取を控える必要があります。
不適当です。
脂質摂取量を30-35g程度に制限する必要があります。
不適当です。
エネルギー摂取量は、体重1kgあたり30-35kcalが適しています。
不適当です。
たんぱく質の摂取量は、体重1kg1.0-1.5g程度が適していますので、
やや少ないため不適切です。
最も適当です。
エネルギー摂取量、たんぱく質、脂質の摂取量すべて適正範囲内です。
不適当です。
脂質摂取量を30-35g程度に制限する必要があるので、脂質量が40gは不適切です。
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02
慢性膵炎は、持続的、反復的に膵組織が炎症を起こし、膵組織の脱落と線維化により膵臓全体が硬化し萎縮する疾患です。
代償期における食事療法の基本は高エネルギー食、高たんぱく質食、脂質制限食です。
エネルギーは30~35kcal/kg標準体重/日を目安とするため、
30~35kcal×65kg=1950~2275kcalとなります。
たんぱく質は1.0~1.5g/kg標準体重/日を目安とするため、
1.0~1.5g×65=65.0~97.5gとなります。
脂質は30~35g/日を目安とします。
腹痛発作予防のためです。
冒頭解説より不正解です。
冒頭解説より不正解です。
冒頭解説より不正解です。
冒頭解説より正解です。
冒頭解説より不正解です。
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