管理栄養士 過去問
第39回
問85 (午前の部 問85)
問題文
日本人の食事摂取基準(2020年版)におけるビタミン・ミネラルに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
管理栄養士試験 第39回 問85(午前の部 問85) (訂正依頼・報告はこちら)
日本人の食事摂取基準(2020年版)におけるビタミン・ミネラルに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ビタミンAのULは、成人と乳児とで回避対象としている健康障害が異なる。
- ビタミンEのAIは、血中のγ─トコフェロール濃度から算定された。
- ビタミンB1のEARは、たんぱく質1g当たりの必要量から算定された。
- ナトリウムのDGは、24時間尿中ナトリウム排泄量から算定された。
- 鉄の妊娠後期のEAR付加量は、妊娠初期と同じ鉄吸収率を基に算定された。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
各選択肢の略語とその意味は以下のとおりです。
栄養素ごとに設定されている項目が違うため、その根拠も合わせて覚えておくと良いでしょう。
UL:耐容上限量
AI:目安量
EAR:推定平均必要量
EAR付加量:妊娠中等、特別なライフステージ上で、追加が必要と考えられる場合の推定平均必要量
DG:目標量
正解です。
成人では、肝臓へのビタミンAの過剰蓄積による肝障害を指標にULを設定しており、
乳児では、ビタミンAの過剰摂取による頭蓋内圧亢進の症例報告をもとにULを設定しています。
不正解です。
ビタミンEの目安量は、血中のα-トコフェロール量から算定されました。
不正解です。
ビタミンB1のEARは、尿中にビタミンB1の排泄量が増大される摂取量から算定されています。
不正解です。
ナトリウムにおいては、「習慣的な摂取量が5g/日を下回っている者が極めて稀である」という国民健康・栄養調査の結果を受け、
『23年国民健康・栄養調査における摂取量の中央値』と『5g/日』の中間値をDGと算定されています。
不正解です。
妊娠中の鉄の吸収率は、妊娠初期は妊娠前と同じ15%、中期と後期は25%として算定されています。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問84)へ
第39回 問題一覧
次の問題(問86)へ