管理業務主任者の過去問 令和2年度(2020年) 問15
この過去問の解説 (3件)
正解肢:4
①
未収となっている2月分であるため、
貸方に未収入金を計上します。
借方:普通預金 135,000円
貸方:未収入金 135,000円
②
借方:普通預金 205,000円
貸方:管理費収入 150,000円
修繕積立金収入 45,000円
駐車場使用料収入 10,000円
③
借方:普通預金 1,710,000円
貸方:前受金 1,710,000円
①+②+③をした内容が肢4となります。
①2月仕分け
借方:未収入金 135,000
貸方:管理費収入 100,000
貸方:修繕積立金収入 30,000
貸方:駐車場使用料収入 5,000
②3月仕分け
借方:普通預金 205,000
貸方:管理費収入 150,000
貸方:修繕積立金収入 45,000
貸方:駐車場使用料収入 10,000
③4月仕分け
借方:普通預金 1,710,000
貸方:前受金 1,710,000
①~④合計
借方:現金 2,050,000
貸方:未収入金 135,000
貸方:管理費収入 150,000
貸方:修繕積立金収入 45,000
貸方:駐車場使用料収入 10,000
貸方:前受金 1,710,000
よって正解は4です。
この問題は、管理組合の3月分の仕訳における適切な会計処理を問うものです。
活動①から③における入金の内容と合計金額に基づいて、最も適切な仕訳を選択する必要があります。
不適切
解説:この選択肢では、すべての収入を管理費収入、修繕積立金収入、駐車場使用料収入として仕訳していますが、令和2年4月分に係る収入が前受金として計上されていないため、この選択肢は誤りです。
不適切
解説:この選択肢では、2月以前分に係る収入を未収入金として計上していますが、4月分に係る収入が前受金として計上されていないため、この選択肢は誤りです。
不適切
解説:この選択肢では、2月以前分に係る収入を管理費収入、修繕積立金収入、駐車場使用料収入として仕訳していますが、これは誤りで、4月分に係る収入を前受金として計上しているため、この選択肢は正しい仕訳ではありません。
適切
解説:この選択肢では、2月以前分に係る収入を未収入金として、3月分に係る収入を管理費収入、修繕積立金収入、駐車場使用料収入として計上し、4月分に係る収入を前受金として計上しています。
これは発生主義の原則に基づいた適切な仕訳となります。
管理組合の会計処理では、発生主義の原則に従い、収入が発生した時期に応じた適切な仕訳を行うことが重要です。
特に、未収入金や前受金といった会計項目は、収入の時期を正確に反映させるために重要です。
この問題は、各入金がいつ発生したかに基づいて、適切な会計処理を理解し選択する能力を問います。
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