管理業務主任者の過去問
令和2年度（2020年）
問16

①令和2年2月20日に工事が完了の時点で下記仕分け。

借方：修繕費 850,000

貸方：未払金 850,000

令和2年3月20日に普通預金から支払った。

借方：未払金 850,000

貸方：普通預金 850,000

②

借方：什器備品 1,500,000

貸方：普通預金 1,500,000

③については工事は令和2年4月1日から5日間にわたって実施とあり支払は工事完了から1週間以内に、普通預金から振込む予定と記載がある為仕分けはありません。

上記をまとめると

借方：未払金 850,000

借方：什器備品 1,500,000

貸方：普通預金 2,350,000

正解は3になります。

正解肢：3

①

工事を実施した2月時点の仕分けは

借方：修繕費　850,000円

貸方：未払金　850,000円

支払期である3月時点の仕分けは

借方：未払金　850,000円

貸方：普通預金　850,000円

となります。

②

工事実施及び支払を3月に行ったので

借方：什器備品　1,500,000円

貸方；普通預金　1,500,000円

となります。

③

発生主義に基づく仕分けでは、

役務の発生時に計上されることから、

4月に実施する本工事は3月分では

計上されません。

よって、①＋②の内容である

肢3が正しい仕分けとなります。

この問題は、管理組合における令和2年3月分の会計処理に関して、発生主義の原則に基づいて最も適切な仕訳を選ぶものです。

3つの異なる活動に関する取引があり、それぞれの取引に対する適切な会計処理を判断する必要があります。