管理業務主任者の過去問
令和2年度(2020年)
問23

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問題

管理業務主任者試験 令和2年度(2020年) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

給排水衛生設備に関する次の記述のうち、給排水衛生設備基準・同解説( 公益社団法人 空気調和・衛生工学会 )によれば、最も不適切なものはどれか。
  • 排水口空間とは、間接排水管の管端と、一般排水系統に直結している水受け容器又は排水器具のあふれ縁との間の鉛直距離をいう。
  • インバートますとは、雨水中に含まれる土砂などを阻集するために、泥だめを設けたますをいう。
  • 逆サイホン作用とは、水受け容器中に吐き出された水、使用された水、又はその他の液体が給水管内に生じた負圧による吸引作用のため、給水管内に逆流することをいう。
  • 伸頂通気管とは、最上部の排水横管が排水立て管に接続した点よりも更に上方へ、その排水立て管を立ち上げ、これを通気管に使用する部分をいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:適切。

排水口空間とは、機器の排水管の管端と間接排水を受ける器具などのあふれ縁や、排水を受ける床面との間の垂直距離のことを指します。本肢は正しいです。

2:不適切。

インバートますとは、枡の中に配管と同型の溝を切った汚水枡のことです。汚水排水や雑排水をスムーズに流すための仕組みです。本肢は誤りです。

3:適切。

逆サイホン作用とは、給水管内に生じた負圧により、洗面器や流し、浴槽等の水受け容器に吐水された水が、 サイホン作用によって給水管内に逆流することです。本肢は正しいです。

4:適切。

伸頂通気管とは、ビルやマンションなどの排水系統に欠かせない装置の1つで、屋上に開口部を持つ通気管のことです。本肢は正しいです。

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02

正解肢:2

肢1:正

排水口空間とは間接排水管の管端と、水受け容器もしくは

排水器具のあふれ縁の間の垂直距離を指すため、正しいです。

肢2:誤

インバートますとは、管の詰まりを避けるために

汚水ますの底面に管を刷り込んだものです。

肢3:正

逆サイホン作用とは、給水管内にて瞬間的な負圧が生じた結果、

水受け容器(洗面台・浴槽など)に溜まった水が

サイホン作用によって給水管内へ逆流してしまう現象です。

肢4:正

伸長通気管とは、排水立て管の頂上から

更に管を延長させて通気を行う管のことです。

既存の排水立て管を利用した通気方式です。

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03

給排水衛生設備に関する記述の中から、空気調和・衛生工学会の基準に照らして最も不適切なものを選ぶ問題です。

選択肢には排水口空間、インバートます、逆サイホン作用、伸頂通気管に関する記述が含まれています。

選択肢1. 排水口空間とは、間接排水管の管端と、一般排水系統に直結している水受け容器又は排水器具のあふれ縁との間の鉛直距離をいう。

適切

解説:排水口空間は、間接排水管の管端と水受け容器や排水器具のあふれ縁との間の鉛直距離を指します。

選択肢2. インバートますとは、雨水中に含まれる土砂などを阻集するために、泥だめを設けたますをいう。

不適切

解説:インバートますは、汚水枡の底に配管と同型の溝を設けたもので、特に泥だめを設けるものではありません。

選択肢3. 逆サイホン作用とは、水受け容器中に吐き出された水、使用された水、又はその他の液体が給水管内に生じた負圧による吸引作用のため、給水管内に逆流することをいう。

適切

解説:逆サイホン作用は、給水管内の負圧により水が逆流する現象を指します。

選択肢4. 伸頂通気管とは、最上部の排水横管が排水立て管に接続した点よりも更に上方へ、その排水立て管を立ち上げ、これを通気管に使用する部分をいう。

適切

解説:伸頂通気管は、排水立て管を上方に延長し、通気管として利用する部分を指します。

まとめ

給排水衛生設備に関する知識は、建築基準法や関連する技術基準に基づいています。

正しい理解は、建築物の安全で効率的な運用に不可欠です。

この問題は、給排水衛生設備の基本的な用語や概念に関する理解を問うており、特にインバートますに関する誤解を正すことが重要です。

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