1級管工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
問題A 問14
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 学科試験 問題A 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリートの調合、試験に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- スランプ試験は、コンクリートの流動性と材料分離に対する抵抗性の程度を測定する試験である。
- スランプが大きいと、コンクリートの打設効率が低下し、充填不足を生じることがある。
- 単位セメント量を少なくすると、水和熱及び乾燥収縮によるひび割れを防止することができる。
- 単位水量が多く、スランプの大きいコンクリートほど、コンクリート強度は低くなる。
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この過去問の解説 (3件)
01
コンクリートの調合、試験に関する問題です。
適当です。
スランプ試験に関して述べており、これはコンクリートの流動性と材料分離に対する抵抗性の程度を測定する試験になります。
適当ではありません。
スランプ値が大きいということはどういうコンクリートかを正しく理解しなくてはなりません。
スランプ値が大きい=やわらかいコンクリート だということです。
ですのでスランプ値が大きいならば、打設効率は向上し、充填不足は生じにくくなります。
ただし、大きすぎると水セメント比がおおきくなり強度が低下する恐れがあります。
適当です。
単位セメント量(1㎥あたりのセメントの質量)に関して述べており、少なくすると水和熱及び乾燥収縮によるひび割れを防止することができます。
適当です。
単位水量が多くスランプ値が大きい=やわらかいコンクリート ですが、コンクリート強度は低くなります。
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02
1 スランプ試験はコンクリートのワーカビリティを見るもので流動性、粘性などを見ます。
2 スランプ値が大きい方が、流動性が良く充填不足は生じにくいです。
3 上記の通りになります。
4 単位水量が多いとスランプ値が大きくなり、強度は低下します。
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03
コンクリートの調合、試験に関する問題です。
正
問題文の通りです。
スランプはコンクリートの軟らかさの程度を表す指標です。
スランプコーンを引き上げた直後のコンクリートの頂部の下がりをcmで表します。
(コップ状のコーンにコンクリートを詰め、逆さに置いてから、ゆっくり引き上げたときに、コンクリートの高さと拡がり方を測定して、評価します。)
JIS1011(コンクリートのスランプ試験方法)、JIS1150(コンクリートのスランプフロー試験方法)を参照して下さい。
誤
スランプが大きいと、コンクリートの打設効率が上昇し、充填不足を生じることはありません。
分かりにくいので、書き直すと、下記のように言い換えられます。
スランプが大きいほど、流動性が高いコンクリートで、ワーカビリティーが良くなります。
ワーカビリティとは、コンクリート材料の分離を起こさず、打込み・締固めなどの作業性の程度を表します。
正
問題文の通りです。
単位セメント量は、1m3 のコンクリートを作るセメント質量です。
水和熱や乾燥収縮によるひび割れの防止には、単位セメント量は少ない方が良いのですが、過小になるとワーカビリティが悪くなります。
正
問題文の通りです。
単位水量はフレッシュコンクリート1m3に含まれる水の量で、単位水量が大きいと、乾燥収縮ひび割れを起こし、耐久性が良くならないという欠点があります。
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