1級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
問題A 問1
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問題
1級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 学科試験 問題A 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
地球環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 我が国の温室効果ガスの総排出量は、2013年頃より減少に転じており、主な温室効果ガスのうち二酸化炭素、ハイドロフルオロカーボン類ともに減少している。
- SDGsとは、国連サミットで採択された持続可能でより良い世界を目指すための国際目標であり、17のゴールから構成されている。
- 酸性雨は、大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物が溶け込んで、一般的に、pH値が5.6以下の酸性となった雨等のことで、湖沼や森林の生態系に悪影響を与える。
- オゾン層を保護するため、フロン類の製造から廃棄までに携わる全ての主体に法令の順守を求める「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」が平成27年に施行されている。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は地球環境に関する問題です。
日本における温室効果ガスの総排出量は2013年ごろから減少に転じています。二酸化炭素やメタン等は減少していますが、代替フロンであるハイドロフルオロカーボンは空調などの冷媒として多く用いられるようになったため、増加しています。よって、誤りです。
SDGsは2015年の国連サミットにて採択されました。持続可能でより良い世界を目指すための国際目標であり、17のゴールから構成されています。
酸性雨とは二酸化硫黄や窒素酸化物などを起源とする酸性物質が、雨などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象である。酸性雨のpHは5.6以下のものを指します。
フロン類の回収、破壊、製造から廃棄に至るまでの全体にわたる対策が取られるように、平成27年に施工されました。
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02
地球環境に関する問題です。
誤
主な温室効果ガスのうち、ハイドロフルオロカーボン類は減少せずに、増加しています。
2013年ころから温室効果ガス総排出量は減少して、二酸化炭素も減少しています。
しかし、ハイドロフルオロカーボン類は増加しています。
エアコンの冷媒には、CFCというフロンが使われていましたが、CFCはオゾンを破壊するために使用・製造禁止となり、エアコンの冷媒にはHFCという代替フロンが使用されました。
HFCは温室効果が非常に大きいため、生産が中止になり、代替の冷媒(R410Aなど)が開発途上にあります。
正
SDGsについては、問題文の通りです。
SDGsの17のゴールとは、貧困をなくそう、飢餓をゼロに、すべての人に健康と福祉を、質の高い教育をみんなに、・・・などの17項目です。
正
酸性雨については、問題文通りです。
酸性雨の原因は、pH5.6以下の酸性雨という以外に、酸性の強い雨や風に乗って沈着するエアロゾル、ガス状の酸も酸性雨と見なされます。
正
フロンに対する法律の施行は、問題文の通りです。
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