2級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)前期
問7 (ユニットB 問7)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成30年度(2018年)前期 問7(ユニットB 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

空気調和方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ダクト併用ファンコイルユニット方式では、空調対象室への熱媒体として空気と水の両方が使用される。
  • ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べてダクトスペースが大きくなる。
  • マルチパッケージ形空気調和方式は、屋内機ごとに運転、停止ができる。
  • マルチパッケージ形空気調和方式には、屋内機に加湿器を組み込んだものがある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2

問題.2  設問は間違い。ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べてダクトスペースが大きくなる。⇒小さくなる。であれば正解。

解説として、温水と冷風を送る事がないので、必要送風量は換気分のみで、ダクトスペースを小さく出来る。よって、大きくなるは間違いで、小さくなるが正解。


問題.1 設問は正しい。⇒熱搬送媒体として水と空気を併用する方式

問題.3 設問は正しい。⇒補足として、1台の屋外機に対して、複数台の屋内機が冷媒管で結ばれる。

問題.4 設問は正しい。

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02

空気調和方式に関して該当しないものを選択する問題です。

1.ダクト併用ファンコイルユニット方式は、

 "空気"と"水"の両方を使用して空調するシステムです。

 

2.ダクト併用ファンコイルユニット方式は、

 全空気方式に比べてダクトスペースを小さくできることがメリットです。

3.マルチパッケージ形空気調和方式は、

 屋内機ごとに運転・停止することができます。

 個別制御が可能なため、ホテル等で使用されることが多いです。

4.マルチパッケージ形空気調和方式には、

 屋内機に加湿器を組み込んだものも存在します。

参考になった数40

03

空気調和方式に関する問題です。

選択肢1. ダクト併用ファンコイルユニット方式では、空調対象室への熱媒体として空気と水の両方が使用される。

問題文の内容通りです

 

ダクト併用ファンコイルユニット方式は、ファンコイルユニットと言う室内小型空調機を、各室に設置し、中央機械室から冷温水を供給して熱処理し、機械室設置の空調機で外気と還気を冷却した空気を供給する方式です。

ファンコイルユニットは、電動機直結送風機・冷温水コイル・フィルターを内蔵した小型空調機です。

選択肢2. ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べてダクトスペースが大きくなる。

ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べてダクトスペースが小さくなる

 

ダクト併用ファンコイルユニット方式の特徴を下記します。

長点

1) 全空気式と比較して、ダクトのスペースが小さくなります

2) ファンコイルユニットごとに調節できるため、室ごとの個別制御が可能です。

3) 負荷変動に対し、ファンコイルユニットが容易に増設できます。

留意点

1) が各室に設置されるため、保守管理に人手を要します。

2) 給気量が少ないので、外気冷房が行いにくいです。

3) 送風機が小型で高性能フィルターが使用できず、高度な空気処理が難しいです。

選択肢3. マルチパッケージ形空気調和方式は、屋内機ごとに運転、停止ができる。

問題文の内容通りです

 

マルチパッケージ形空気調和方式は、多数の屋内ユニット間を冷媒配管で連絡し、1台のと屋外ユニットで賄う方式で、冷房専用形・ヒートポンプ形・2管式・3管式があります。

2管式はシステム全体で冷房か暖房かを選択して行い、3管式は屋内ユニットごとに冷房か暖房かの選択ができます。

特徴を下記します。

1) 工場生産部がほとんどで、容易に施工できます。

2) ユニットごとに単独運転・停止が可能です

3) 機械室面積・パイプスペース・ダクトスペースが少なくできます。

4) 負荷変動に対し、屋内ユニットの増設が容易にできます。

選択肢4. マルチパッケージ形空気調和方式には、屋内機に加湿器を組み込んだものがある。

問題文の内容通りです

 

マルチパッケージ形空気調和方式は、1台の屋外機と複数台の室内機で空調するもので、冷暖房運転方式と冷暖房同時運転方式がありますが、加湿器が無いため、加湿装置をオプションで取り付けができます。

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