2級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)前期
問36 (4 問36)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成30年度(2018年)前期 問36(4 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 呼び径100Aの屋内排水管の勾配( 最小 )は、1/100とする。
  • 飲料用タンクに設ける間接排水管の排水口空間( 最小 )は、100mmとする。
  • 合流式の敷地排水管に雨水管を接続する場合には、トラップますを介して接続する。
  • 屋外排水管の方向変換箇所には、原則として、排水ますを設ける。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2
 
問題.2  適当でない。              
飲料用タンクに設ける間接排水管の排水口空間( 最小 )は、100mmとする。⇒150mmが正解。
飲料用タンクに設ける間接排水管の排水口空間は、管径にかかわらず最小は150mmとするが正しい。


問題.1  設問は正しい

問題.3  設問は正しい

問題.4  設問は正しい

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02

配管の施工に関する問題です。

選択肢1. 呼び径100Aの屋内排水管の勾配( 最小 )は、1/100とする。

問題文内容の通りです

 

屋内横走排水管の勾配は、次のようになっています。

呼び径最小勾配
65以下1/50
751/100
1001/100
1251/150
150以上1/200

選択肢2. 飲料用タンクに設ける間接排水管の排水口空間( 最小 )は、100mmとする。

飲料用タンクに設ける間接排水管の排水口空間( 最小 )は、150mmとする

 

飲料水や食品などを扱う機器から、排水管に直結して排水すると、排水管が詰まったときに、排水管から下水ガスが逆流して、衛生上よくありません。

そのため、排水は直接ではなく間接排水管として、排水管との間に排水口空間を設けます

排水口空間は、次のようになっています。

間接排水管の管径 [mm]排水口空間 [mm]
25以下最小 50
30~50最小 100
65以上最小 150

注意) 各種の排水用貯水タンクの間接排水管の排水口空間は、最小 150 mmとします。

選択肢3. 合流式の敷地排水管に雨水管を接続する場合には、トラップますを介して接続する。

問題文内容の通りです

 

雨水排水管を合流式の排水横主管や敷地排水管に接続するときは、雨水排水管には水封トラップを設けます。

雨水横主管は、単独に敷地雨水ますか合流式排水ますに接続します。

トラップますを使うときは、ますの構造は、雨水ますに準じ、封水深さ50~100 mmのトラップとし、腐蝕や破損が容易に起こらない材質を選び、清掃がし易く、臭気が逆流しない構造とします。

選択肢4. 屋外排水管の方向変換箇所には、原則として、排水ますを設ける。

問題文内容の通りです

 

排水ますの使用箇所は、以下のような箇所です。

・敷地排水管の延長が、管径の120倍を超えない範囲とします。

・排水の合流箇所、敷地排水管の方向変換箇所に設けます。

・勾配が急に変化する箇所に設けます。

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