2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)前期
問25 (3 問25)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)前期 問25(3 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

飲料用給水タンクの構造に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 屋外に設置するFRP製タンクは、藻類の増殖防止に有効な遮光性を有するものとする。
  • 2槽式タンクの中仕切り板は、一方のタンクを空にした場合であっても、地震等により損傷しない構造のものとする。
  • タンク底部は、水の滞留防止のため、吸込みピットを設けてはならない。
  • 通気口は、衛生上有害なものが入らない構造とし、防虫網を設ける。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.上水を貯蔵するタンクであり、藻類の繁殖を抑えるには遮光性のあるものでないといけません。○です。
2.非常用としても利便性のあるように、耐震性に優れた構造である必要があります。○です。
3.タンク底部は排水設備を設けて、吸込みピットに放流するようにします。×です。
4.虫が入らないように、網目の細かい防虫網を設置します。○です。
答えは3です。

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02

飲料用給水タンクの構造に関する問題です。

選択肢1. 屋外に設置するFRP製タンクは、藻類の増殖防止に有効な遮光性を有するものとする。

問題文内容通りです

 

受水タンクや高置タンクに使用されるFRP製のプラスチック製タンクは、ガラス繊維で補強されています。

FRP製タンクは、軽量で施工性が良く、耐食・耐候性に優れていますが、屋外では日光により内部に藻が生える、紫外線で劣化するなどの欠点を有するため、防止対策として遮光性のFRP製タンクが有効です。

選択肢2. 2槽式タンクの中仕切り板は、一方のタンクを空にした場合であっても、地震等により損傷しない構造のものとする。

問題文内容通りです

 

タンク清掃・補修時、汚染の原因となる断水を避けられるように、タンクを2槽以上に分けて設けるか、1槽内に隔壁を設けるのが良い。

隔壁を設けた場合には、地震などの大きな力が働くので、強固な隔壁が必要です。

選択肢3. タンク底部は、水の滞留防止のため、吸込みピットを設けてはならない。

タンク底部は、水の滞留防止のため、1/100 程度の勾配を付けて吸込みピットを設け、水抜き管を設けて間接排水とする

 

タンク内部の保守点検が容易に行えるように、水抜き管を設け、タンク底部には 1/100 程度の勾配を付け、排水溝や吸込ピットを設けます。

水抜き管の管端は、間接排水とします。

選択肢4. 通気口は、衛生上有害なものが入らない構造とし、防虫網を設ける。

問題文内容通りです

 

有効容量が 2 m3以上のタンクには、通気管を設け、通気管管端には、埃・虫など衛生上有害なものが入らないように、金網を取付けます。

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