2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)前期
問26 (3 問26)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)前期 問26(3 問26) (訂正依頼・報告はこちら)

弁の構造及び特徴に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 仕切弁は、弁体が上下に作動し流体を仕切るもので、開閉に時間を要する。
  • 玉形弁は、圧力損失が仕切弁よりも大きいが、流量を調整するのに適している。
  • バタフライ弁は、コンパクトであり、重量が軽いことから取り付けが容易である。
  • ボール弁は、流体の流れ方向を一定に保ち、逆流を防止する弁である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

1.仕切弁はゲート弁とも呼ばれ、弁が上下に動いて開閉します。開閉に時間を要するのが難です。○です。
2.玉形弁は構造的に流路がS字になります。そのため、圧力損失が大きいです。しかし、細かい流量調整に適しています。○です。
3.バタフライ弁は弁が回転するようになっています。よく使われるものはフランジ型となっており、ボルトナットで締める形なので、取付は容易です。○です。
4.逆止弁の説明です。チャッキバルブとも呼ばれます。×です。
答えは4です。

参考になった数66

02

弁の構造及び特徴に関する問題です。

選択肢1. 仕切弁は、弁体が上下に作動し流体を仕切るもので、開閉に時間を要する。

問題文内容通りです

 

仕切弁は流体の流路を弁体に垂直に遮断し、流体を仕切る様子から、ゲート弁とも言います。

弁棒の昇降とともに弁体が上下して開閉するのは外ねじ式、弁棒の回転で開閉するのは内ねじ式です。

手動では開閉にかなりの時間が取られますが、空気式のアクチェータや電動式アクチェータで、開閉時間はかなり短縮できます。

選択肢2. 玉形弁は、圧力損失が仕切弁よりも大きいが、流量を調整するのに適している。

問題文内容通りです

 

玉型弁はグローブ弁とも言われ、弁箱内で流体の方向が急変するため、流体抵抗が大きく、流体は弁体の下方から上方に流れます。

リフトが小さいため開閉時間は速く、空気式アクチェータを取付け、流体の調整弁に使用されます。

選択肢3. バタフライ弁は、コンパクトであり、重量が軽いことから取り付けが容易である。

問題文内容通りです

 

バタフライ弁は、弁箱の中心軸に円板状の弁体が取り付けられ、軸の回転で弁体が流路を廃兵します。

構造が簡単・小型軽量・取付けスペースが小さい・開閉速度が比較的早いなどの長所があります。

選択肢4. ボール弁は、流体の流れ方向を一定に保ち、逆流を防止する弁である。

ボール弁は、流体の流れ方向を一定に保ち、逆流を防止する機能はなく、逆流を防止する弁は逆止め弁である

 

ボール弁はコックベント同じような機構で、ハンドルの回転で弁体のボールが回転し、開閉します。

流れ方向は、弁体の向きと同じく直線的に流れ、流体抵抗が小さい特徴があります。

 

流体の逆流を止めるのは、ボール弁ではなく、流体の背圧によって逆流を防止する、逆止め弁(チャッキ弁)です。

参考になった数4