2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)前期
問27 (3 問27)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)前期 問27(3 問27) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • たわみ継手は、ダクトと当該ダクトを接続する機器との位置合わせに使用する。
  • 案内羽根(ガイドベーン)は、直角エルボなどに設け、圧力損失を低減する。
  • スパイラルダクトは、亜鉛鉄板をスパイラル状に甲はぜ掛け機械巻きしたものである。
  • フレキシブルダクトは、一般的に、ダクトと吹出口等との接続用として用いられる。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.たわみ継手は2つのダクトの軸が一直線上にないとき、あるいは機器により激しい振動や衝撃を緩和するときに使います。ロスナイ等の機器の位置合わせだけではないです。×です。
2.ガイドベーンは流体の流量調整や偏流をなくすために設けられたものです。流れがスムーズになることで圧力損失も低減されます。○です。
3.スパイラルダクトは現物を見ると、甲ハゼ状の鉄板です。○です。
4.フレキシブルダクトはばねのような形をしており、吹き出し口などの位置合わせによく使われています。○です。
よって答えは1です。

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02

ダクト及びダクト付属品に関する問題です。

選択肢1. たわみ継手は、ダクトと当該ダクトを接続する機器との位置合わせに使用する。

たわみ継手は、ダクトと当該ダクトを接続する機器との振動の伝播を防止する場合に使用する

 

たわみ継手は、空調機や送風機などと、ダクトあるいはチャンバーとを接続するときに、振動の伝播を防止するダクト付属品です。

たわみ部が負圧になるときや、正圧部が全圧 300 kPaを超えるときに、補強用のピアノ線を挿入します。

選択肢2. 案内羽根(ガイドベーン)は、直角エルボなどに設け、圧力損失を低減する。

問題文内容通りです

 

送風機の吐出出口直後の曲り部の方向は、送風機の回転方向に合わせますが、回転方向と逆転する場合には、ガイドベーン(案内羽根)を設けて、ダクトの局部抵抗や騒音量を減少させます。

また、送風機の吸込口がダクトの直角曲り部にある場合には、直角曲り部にガイドベーンを設けます。

選択肢3. スパイラルダクトは、亜鉛鉄板をスパイラル状に甲はぜ掛け機械巻きしたものである。

問題文内容通りです

 

スパイラルダクトは、亜鉛鉄板をスパイラル状に、甲はぜ機械掛けしたダクトで、次のような特徴があります。

・寸法の規格化。

・高圧ダクトへの適応。

・自由な長さ。

・簡便な接続。

・薄い板厚でも甲はぜによる補強で、高い強度を維持。

選択肢4. フレキシブルダクトは、一般的に、ダクトと吹出口等との接続用として用いられる。

問題文内容通りです

 

フレキシブルダクトは、ダクトと吹出口チャンバーとの接続として、また、可撓性や防振性必要な箇所に使用されます。

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