2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問1 (ユニットA 問1)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問1(ユニットA 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 飽和湿り空気の相対湿度は 100 % である。
- 絶対湿度は、湿り空気中に含まれる乾き空気 1 kg に対する水蒸気の質量で表す。
- 空気中に含むことのできる水蒸気量は、温度が高くなるほど少なくなる。
- 飽和湿り空気の乾球温度と湿球温度は等しい。
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この過去問の解説 (2件)
01
以下に解説します。
飽和湿り空気の問題が出題されていますが、飽和とくれば、最大限含む意味なので、飽和湿り空気は相対湿度100%だと暗記してください。
少し解説すると、空気には2つあり、湿り空気と乾き空気があります。普段、我々が吸っている空気が湿り空気です。水蒸気、空気、ホコリなどが含まれている空気です。
反対に乾き空気は、純粋な空気(酸素21%、窒素78%、二酸化炭素1%)の事で、水蒸気や水分は含みません。乾き空気に、水分、湿度の概念はなく、水分がない理想的な空気なので、空気中の水分を示す湿度の考えがありません。よって、設問に乾き空気に関する問題で、湿度の文言が入れば間違いの可能性が高いです。
正しいです。
正しいです。
誤りです。
⇒温度が高くなるほど多くなる。少なくなるが間違いで、多くなるが正解です。
空気は、温度が高くなると膨張します。空気中にある水分が温度によって状態変化する、膨らむからです。
正しいです。
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02
湿り空気に関する問題です。
正
問題文の内容どおりです。
空気中に含むことができる水蒸気量は、温度が高くなるほど多くなります。
ある温度で、それ以上は含み得ない状態の空気を、飽和湿り空気と言い、空気中の水蒸気分圧pwと同じ温度の水の飽和蒸気圧psに等しい状態です。
相対湿度φは、φ=100×(pw/ps)=100 %
正
問題文の内容どおりです。
絶対湿度は、湿り空気に含まれる乾き空気1 kgに対する水分の質量で、x [kg/kg(DA)]で表します。
湿り空気の状態量は、このx kgの水分と、1 kgの乾き空気との混合した湿り空気(1+x)[kg]で表します。
誤
空気中に含むことのできる水蒸気量は、温度が高くなるほど多くなる。
空気中に含むことができる水蒸気量は、温度が高くなるほど多くなります。
ある温度で、それ以上は含み得ない状態の空気を、飽和湿り空気と言います。
正
問題文の内容どおりです。
乾球温度は、空気の温度で、乾いた感熱部を持つ温度計で測った温度です。
湿球温度は、温度計の感熱部を布で包み、その一端を水につけ、感温部を湿らせた状態で使う、湿球温度計で測った空気の温度です。
空気と布との温度差による空気からの熱伝達量と、湿球布からの水分の蒸発潜熱量が等しくなり、つり合ったところの湿球が示す温度です。
飽和空気では、水分の蒸発は無いため、乾球温度と湿球温度は等しくなります。
湿度が低いほど、蒸発量が多くなり、湿球温度が下がり、乾球温度との差が大きくなります。
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