2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問2 (1 問2)
問題文
水と環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問2(1 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
水と環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1 気圧における空気の水に対する溶解度は、温度の上昇とともに減少する。
- 濁度は水の濁りの程度を示し、色度は水の着色の程度を示す度数である。
- DOは、水中に溶けている酸素の量である。
- CODは、水中に含まれる浮遊物質の量で、水の汚濁度を判断する指標である。
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この過去問の解説 (2件)
01
問題4.CODは、水中に含まれる浮遊物質の量で、水の汚濁度を判断する指標です。
CODが間違いでSS(浮遊物質量)ならば正解です。
CODは、水中に有機物などの物質がどれくらい含まれるかを、酸化剤の消費量を酸素の量に換算して示す指標です。
DO(溶存酸素)、SS、CODの違いを理解し、消去法で正解を選択してもらいたい問題です。
問題1.2.3の設問は正しいです。
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02
水と環境に関する問題です。
正
問題文の内容どおりです。
水に溶解する気体の体積と水の体積の比が、溶解度です。
1気圧下での溶解度例を下表にしまします。
表から、気体の溶解度は温度の上昇とともに減少しますが、温度が60℃からは減少率は小さくなります。
温度[℃]
物質
正
問題文の内容どおりです。
濁度は、水の濁りの程度を示します。
濁度で示される値は、標準液に比較して決められ、水道水は濁度2度以下と定められていて、10度を超えると濁りが容易に判別できます。
色度は、水の色の程度を示します。
水の着色は各種有機物によりますが、鉄の赤、マンガンの黒、銅の青、亜鉛の白など無機物による着色もあります。
水道水では、色度5度以下と定められ、10度以上でないと着色の判別が難しいです。
正
問題文の内容どおりです。
DOは、溶存酸素で、水中に溶けている酸素で、水質の汚濁を示す指標ではありません。
DOは、酸化物・亜硫酸第一鉄などの還元物質での直接酸化、生物学的に有機汚濁物を浄化する微生物や魚介類の生活には欠かせないもので、DOの少ない水は、水中生物に害を与えるため、水質の測定項目です。
誤
CODは、汚濁水を酸化剤で酸化したときに消費される酸素量で、水中に含まれる有機物や無機性亜酸化物の量を示す指標である。
または、
SSは、水中に含まれる浮遊物質の量で、水の汚濁度を判断する指標である。
CODは、化学的酸素要求量で、水中に含まれる有機物や無機性亜酸化物の量を示す指標です。
CODは、汚濁水を酸化剤で酸化したときに消費される酸素量で、単位は[mg/L]です。
環境基準では、湖沼や海域での汚濁指標として、CODが用いられます。
なお、SS(浮遊物質)は、粒径 2 mm以下の水に溶けない懸濁性物質のことで、水の汚濁度を視覚的に判断する指標として用いられます。
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