2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問7 (2 問7)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問7(2 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

空気調和設備の計画に関する記述のうち、省エネルギーの観点から、適当でないものはどれか。
  • 成績係数が高い機器を採用する。
  • 予冷・予熱時に外気を取り入れないように制御する。
  • ユニット形空気調和機に全熱交換器を組み込む。
  • 湿度制御のため、冷房に冷却減湿・再熱方式を採用する。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4

問題.4 湿度制御のため、冷房に冷却減湿・再熱方式を採用する。⇒一見、湿度制御の為には正しいように思うが、省エネの観点から考えた場合、冷却減湿方式、再熱方式共に、必要以上に冷やし、その後に暖めることを行うために、通常の冷房運転以上にエネルギーを使います。よって、省エネ効果はなく、間違いです。

問題1 設問は正しい。成績係数(COP)が高い製品は省エネ効果が高い。

問題2 設問は正しい。外気負荷を削減する為です。
問題3 設問は正しい。

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02

省エネルギーの観点から、空気調和設備の計画に関する問題です。

選択肢1. 成績係数が高い機器を採用する。

問題文の内容どおりです

 

成績係数は、消費エネルギーに対する冷暖房能力の割合で、成績係数の高い機器を採用します。

インバータ制御は成績係数を向上させるため、空気調和機にインバータ制御を導入し、電動機の消費電力を下げて、省エネを図ります。

選択肢2. 予冷・予熱時に外気を取り入れないように制御する。

問題文の内容どおりです

 

外気取り入れ量は、設計時にはカk部屋のバランスでケ舘しますが、建物全体では過大な量となることがほとんどですので、外気取り入れ制御は省エネから有効です。

予熱・予冷時には、外気を取り入れないよう制御実施、CO2濃度計測で外気取り入れ量制御の実施を行います。

選択肢3. ユニット形空気調和機に全熱交換器を組み込む。

問題文の内容どおりです

 

全熱交換器は、空調用取り入れ外気と排気間で熱回収を行って、外気負荷を減少させて熱負荷を減少させるため、省エネ効果が期待できます。

選択肢4. 湿度制御のため、冷房に冷却減湿・再熱方式を採用する。

湿度制御のため、冷房に冷却減湿・再熱方式は採用しない

 

室内の温湿度条件は、快適範囲内で、夏は高めに冬は低めに設定します。

一般のビルでは、冷房時の湿度制御は行われていないので、設定温度のみ高くすると、湿度が快適範囲を超えるときがあり、注意が必要です。

 

冷房時の湿度制御で、冷却減湿・再熱方式は、冷やしたものを再加熱する方式となり、省エネ運転に反する制御であるため、省エネの観点からこの方式は採用しません。

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