2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問40 (4 問40)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問40(4 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

保温、防錆及び塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ロックウール保温材は、グラスウール保温材に比べて、使用できる最高温度が低い。
  • 防火区画を貫通する不燃材料の配管に保温が必要な場合、当該貫通部の保温にはロックウール保温材を使用する。
  • 鋼管のねじ接合における余ねじ部及びパイプレンチ跡には、防錆塗料を塗布する。
  • 塗装は塗料の乾燥に適した環境で行い、溶剤による中毒を起こさないように換気を行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1

問題.1 ロックウール保温材は、グラスウール保温材に比べて、使用できる最高温度が低い。
⇒低いが誤りで、高いが正しいです。

解説として、
ロックウール保温材の最高温度は600℃、グラスウール保温材の最高温度は、250~350℃です。ガラス繊維の耐熱温度と同じぐらいです。

問題.2 設問は正しい。

問題.3 設問は正しい。

問題.4 設問は正しい。そのとおりです。

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02

保温、防錆及び塗装に関する問題です。

選択肢1. ロックウール保温材は、グラスウール保温材に比べて、使用できる最高温度が低い。

ロックウール保温材は、グラスウール保温材に比べて、使用できる最高温度が高い

 

ロックウール保温材とグラスウール保温材の熱間収縮温度を比較したのが下表です。

熱間収縮温度は、断熱材を高温で使用するとき、厚さが10 %の 収縮率を示す温度です。

熱間収縮温度は、断熱材の最高使用温度の目安です。

種類熱間収縮温度 [℃]
グラスウールウール400以上
保温板300以上
保温帯350以上
ブランケット400以上
保温筒350以上
ロックウールウール650以上
保温板600以上
フェルト400以上
保温帯600以上
ブランケット600以上
保温筒600以上

選択肢2. 防火区画を貫通する不燃材料の配管に保温が必要な場合、当該貫通部の保温にはロックウール保温材を使用する。

問題文の内容通りです

 

「建築基準法施行令第121条」第20項

【 防火区画を貫通する管は、そのすき間をロックウール保温材やモルタルなどの不燃材材料で埋めます。 】

選択肢3. 鋼管のねじ接合における余ねじ部及びパイプレンチ跡には、防錆塗料を塗布する。

問題文の内容通りです

 

鋼管のネジ接合では、ねじ込みの際には、おねじ・めねじともに清浄してからシール材を塗布し、管径に適したパイプレンチやチェーントンを用いて、最小ねじ込み山数を確保して、十分に締め付けます。

余ネジ部やパイプレンチ跡には、錆び止めを塗布します。

選択肢4. 塗装は塗料の乾燥に適した環境で行い、溶剤による中毒を起こさないように換気を行う。

問題文の内容通りです

 

・塗装工程の行程感覚時間と最終養生時間は、材料種・気象条件に応じて定めます。

・塗装場所の気温が 5℃以下、湿度85%以上、または還気不十分で乾燥し難い場所では、塗装は行いません。

やむを得ないときは、採暖・換気など十分に養生を行います。

・塗装を行う場所では、溶剤による中毒が起きないように、換気します。

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