2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)前期
問1 (1 問1)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)前期 問1(1 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の指標のうち、室内空気環境と関係のないものはどれか。
  • 浮遊物質量(SS)
  • 予想平均申告(PMV)
  • 揮発性有機化合物(VOCs)濃度
  • 気流

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この過去問の解説 (2件)

01

室内空気環境と関係のないものを選択する問題です。

1.浮遊物質量(SS)とは、

 水中に含まれる不溶解性物質のことです。

 室内空気環境とは関係がありません。 

2.予想平均申告(PMV)又は予測平均温冷感申告は、

 温熱の6要素を含んだ温熱環境指標です。

 値が-0.5~PMV~0.5でほぼ全ての人が快適に感じるとされています。

 

3.揮発性有機化合物(VOCs)は、

 シックハウス症候群(体調不良を引き起こす)の原因とされています。

 室内空気環境においてVOCs濃度は重要視されます

 

4.気流をある一定に保つことにより、

 快適性を向上させることができます。

 一般的な室内基準は0.5m/s以下とされています。 

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02

室内空気環境の指標に関する問題です。

選択肢1. 浮遊物質量(SS)

室内空気環境の指標ではありません

 

SSは水に溶けない微小な懸濁性の物質で、水質汚濁の指標です。

選択肢2. 予想平均申告(PMV)

室内空気環境指標です

 

予想平均申告(PMV)は、人体と環境間での熱交換量を基に、熱的中立温度を予測し、人体の温冷感を数値で表したものです。

代謝量、衣服の熱抵抗、放射熱、気温、湿度、風速の6因子から、快適方程式で求めます。

選択肢3. 揮発性有機化合物(VOCs)濃度

室内空気環境指標です

 

揮発性有機化合物(VOCs)は、省エネなどから居住環境の高気密化、高断熱化、新建材普及などから、使用材料に含まれる揮発性有機化合物が室内に放散されることで、室内空気汚染の原因の1つです。

これらの物質は、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、クロルピリホスなどの物質です。

選択肢4. 気流

室内空気環境指標です

 

室内空気の流れによる温冷感への影響は、返金風速が主で、気流の乱れも考慮します。

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