2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)前期
問2 (1 問2)
問題文
室内空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)前期 問2(1 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
室内空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 石綿は、天然の繊維状の鉱物で、その粉じんを吸入すると、中皮腫などの重篤な健康障害引き起こすおそれがある。
- 空気齢とは、室内のある地点における空気の新鮮さの度合いを示すもので、空気齢が大きいほど、その地点での換気効率がよく空気は新鮮である。
- 臭気は、空気汚染を示す指標の一つであり、臭気強度や臭気指数で表す。
- 二酸化炭素は無色無臭の気体で、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」における建築物環境衛生管理基準では、室内における許容濃度は0.1%以下とされている。
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この過去問の解説 (2件)
01
室内空気環境に関して該当しないものを選択する問題です。
1.石綿(アスベスト)は、
粉じんを吸入すると、中皮腫等の重篤な健康障害引き起こす恐れがあります。
2.空気齢は、
外気が所定の箇所まで到達にどのくらいの時間がかかるかを示すもので、
空気齢が小さい(到達時間が短い)ほど、
その地点での換気効率がよく、
新鮮な空気が供給されるということになります。
3.臭気は空気汚染を示す指標の一つです。
臭気強度や臭気指数で表します。
4.二酸化炭素は無色無臭の気体です。
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」内の建築物環境衛生管理基準では、
室内における許容濃度は0.1%以下とされています。
濃度が上がることで健康に支障が生じ、
呼吸困難や最悪死亡に至る場合もあります。
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02
室内空気環境に関する問題です。
正
問題文内容通りです。
石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で、繊維が極めて細く、研磨機や切断機の使用時に、飛散しやすくて吹付け石綿除去などの所要措置をしないと、石綿が飛散して人が吸入してしまいます。
石綿の繊維は、肺線維症(じん肺)や悪性中皮腫の原因になり、肺がんを発症する可能性があると、WHOから報告されています。
誤
空気齢とは、室内のある地点における空気の新鮮さの度合いを示すもので、空気齢が小さいほど、その地点での換気効率がよく空気は新鮮である。
空気齢とは、給気口などの開口部から室内に流入した空気が、室内の別の場所に到達するまでの時間です。
空気齢は、室内の換気の状態を表し、空気齢が短いほど、室内空気が新鮮です。
正
問題文内容通りです。
人間が多数いる室内では、いろいろな臭気が発生し、換気が十分でないと、臭気がこもり不快感・頭痛の原因となります。
臭気の原因には、人の呼吸・口臭・汗・皮膚分泌物・喫煙・調理などが挙げられます。
臭気の強度に関してのスケールは、ヤグローらの研究があり、指数と影響が整理されていて、種数が大きいほど、臭気強度が大きくなります。
正
問題文内容通りです。
室内の二酸化炭素は、在室者の呼吸で増加し、無色・無臭で人体への影響はありませんが、濃度と空気の汚染度が並行し、空気の正常殿指標となります。
建築基準法で規定する室内環境基準では、0.1%(1,000ppm)までが許容値です。
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