2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)前期
問24 (3 問24)
問題文
給湯設備の機器に関する記述のうち、適当でないものを2つ選べ。
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)前期 問24(3 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
給湯設備の機器に関する記述のうち、適当でないものを2つ選べ。
- 小型貫流ボイラーは、保有水量が少ないため、起動時間が短く、負荷変動への追従性がよい。
- 空気熱源ヒートポンプ給湯機は、大気中の熱エネルギーを給湯の加熱に利用するものである。
- 真空式温水発生機は、本体に封入されている熱媒水の補給が必要である。
- 密閉式ガス湯沸器は、燃焼空気を室内から取り入れ、燃焼ガスを直接屋外に排出するものである。
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この過去問の解説 (2件)
01
給湯設備機器において該当しないものを選択する問題です。
小型貫流ボイラは、
負荷変動に対応することができ、ランニングコストが良いことが特徴です。
空気熱源ヒートポンプ給湯器は、
大気中から熱を吸収し、加熱に利用します。
真空式温水発生器において、
本体に封入されている熱媒水の補給は不要です。
密閉式ガス湯沸器は、
給気・排気共に屋外のみで行います。
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02
給湯設備の機器に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
小型貫流ボイラーの特徴は以下のようです。
・小型軽量で、据付け面積が小さく済みます。
・保有水量が少なく、始動時間が非常に短くなります。
・負荷変動には非常に敏感で、高度の制御システムとの組み合わせが必要です。
・給水処理の高度化が必要です。
正
問題文の内容通りです。
冷凍機は、蒸発器で空気を冷却と同時に、凝縮器で空気に熱を放出する仕組みで、この凝縮器の加熱による給湯を利用する装置が、ヒートポンプです。
誤
真空式温水発生機は、本体に封入されている熱媒水は、補給が不要である。
真空式温水発生機の本体は、常に大気圧以下の減圧状態に保たれて、熱媒水が封入されています。
真空式温水発生機の特徴は、次の点です。
・熱媒水は100℃以上になることはなく、本体の圧力は大気圧以下で、爆発や空焚きの可能性がありません。
・熱媒水の補給は不要で、本体内が大気圧以下のため、空気やスケールの影響を受け難い。
・給湯や暖房の回路の熱交換器は、それぞれ独立配置され、清潔さが保たれます。
・排ガス温度が低く、高いボイラー効率です。
誤
密閉式ガス湯沸器は、燃焼空気を屋外から取り入れ、燃焼ガスを直接屋外に排出するものである。
密閉式ガス機器は、屋内空気と隔離された燃焼室内で、屋外から取り入れた空気で燃焼し、屋外に燃焼排ガスを排出する方式のガス機器です。
給排気を自然通気力で行う自然給排気式(BF式)と、給排気用送風機で給排気を強制的に行う強制給排気式(FF式)があります。
(消防予167号 業務用ガス機器の設置基準の改正について(通知)より参照)
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